座立亥串 | 護王神社 - 神社ファン

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護王神社

ごおうじんじゃ

京都府京都市上京区桜鶴円町385

座立亥串

更新日:2025年12月20日

招魂樹と願かけ猪に祈願

護王神社の「座立亥串(ざりついぐし)」は、足腰守護の信仰を象徴する、護王神社独自の祈願具です。参拝者が自身の足腰の健康や回復を願い、奉納するもので、護王神社が「足腰の神様」として広く知られる背景を、具体的な祈願の形として表しています。
座立亥串は、紙垂(しで)を付けた串にイノシシの意匠が施されているのが特徴です。名称の「座立」は、「座る」「立つ」という日常生活の基本動作を指し、歩行や立ち上がりなど足腰の無事を願う意味が込められています。護王神社ならではの足腰信仰と深く結びついた祈願具といえます。
この信仰は、御祭神・和気清麻呂公命が足萎えの呪いを受けながらも回復したと伝えられる故事に由来します。また、清麻呂公命がイノシシに守られたという伝承から、護王神社ではイノシシを神使として大切にしており、座立亥串にもその象徴が取り入れられています。
座立亥串を用いた祈願は、本殿前に立つ御神木・招魂樹(おがたまのき)の根元で行われます。参拝者は、自分の名前と願い事を書いた紙札を串に挟み、招魂樹の根元に鎮座する「願かけ猪」の前に串を挿して足腰の無事を祈願します。この願掛けの方法は、護王神社ならではの特徴的な作法です。
座立亥串は二本一組になっており、一本は願掛けとして奉納し、もう一本は自宅に持ち帰ってお祀りします。境内には招魂樹が御社殿の左右に一本ずつありますが、「願かけ猪」が鎮座しているのは左手側です。奉納された座立亥串が並ぶ光景は、護王神社が足腰守護の神社として篤く信仰されてきたことを今に伝えています。
座立亥串

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