霊猪手水舎・幸運の霊猪
護王神社を訪れた参拝者が最初に目を留めることが多いのが、猪の像を中心に据えた「霊猪手水舎」です。
表門をくぐって右手側に位置し、手水鉢の縁には口から水を出すブロンズ製の猪像が据えられています。「幸運の霊猪」と呼ばれるこの像は、鼻をなでると幸せが訪れるといわれ、多くの参拝者が足を止める人気の清め所です。木造の屋根の下で猪像と手水鉢が整えられ、静かな水音が広がる落ち着いた空間となっており、御祭神・和気清麻呂公にまつわる猪の伝承を象徴的に感じられる見どころになっています。
護王神社には、この霊猪手水舎とは別に、御社殿の横にも小さめの手水舎が設けられています。丸形の手水鉢に前足を掛ける愛らしい猪像が据えられており、センサー式で水が出る仕組みになっているのが特徴です。
さらに、手水舎の周囲は、足腰守護の祈願札を掛ける足腰御祈願陶板符として整えられています。護王神社は和気清麻呂公の伝承を由来として「足腰守護の神社」として知られ、足腰の無事や回復を願う参拝者が多く訪れます。手水舎の周囲には願いを書いた祈願札が多数掛けられ、参拝者の祈りが積み重なる象徴的な場所となっています。
霊猪手水舎が視覚的な象徴として護王神社を代表する存在である一方、奉納所を兼ねた手水舎は、参拝者一人ひとりの願いを受け止める静かな祈りの場として機能しています。2つの手水舎はそれぞれに異なる役割と魅力をもち、護王神社の信仰と雰囲気をより深く伝える見どころとなっています。