釈迦如来座像復古木(平成の竹取物語) | 山田天満宮 - 神社ファン

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山田天満宮

やまだてんまんぐう

愛知県名古屋市北区山田町3丁目25

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釈迦如来座像復古木(平成の竹取物語)

更新日:2026年9月3日

楠の中から仏像が現れた「平成の竹取物語」

山田天満宮の境内には、大きな楠の切り株を祀った「釈迦如来座像復古木」があります。楠の内部から突然仏像が現れたという珍しい出来事から、「平成の竹取物語」と呼ばれています。
楠の切株の社殿
この出来事が起きたのは1994年(平成6年)3月です。境内の社務所近くには、大正時代末期に植えられたとされる大きな楠がありました。成長した楠が社務所に影響を及ぼすようになったため伐採され、切り株を譲り受けた建設業者が加工しようとチェーンソーを入れたところ、中央に空洞が見つかりました。
その空洞から現れたのが、蓮台に座った高さ約16cmの如来像です。金属製の像には金メッキが施され、台座がネジ釘で固定されていたことなどから、仏具店では昭和30年代頃に作られたものではないかと推定されました。
仏像が見つかったのは地表から約20cmの位置で、楠が枝分かれする部分に置かれていたような状態だったといいます。楠などの樹木は成長する過程で、枝の間やくぼみに置かれた物を次第に内部へ取り込むことがあります。この如来像も、何らかの理由で木の枝分かれ部分に置かれ、その後の成長によって幹の内部へ包み込まれていったと考えられています。
楠の切株
楠を切ったところ内部から仏像が姿を現したという出来事は、「平成名古屋の竹取物語」として新聞に取り上げられ、テレビでも報道されました。
なお、発見された如来像そのものは現在、山田天満宮には残されていません。名古屋都市センターの調査では、像を発見した建設業者がその後倒産し、連絡が取れなくなったため、如来像の行方は分からなくなっているとされています。
一方、如来像が現れた空洞を残す楠の切り株は山田天満宮へ戻され、現在も「釈迦如来座像復古木(平成の竹取物語)」として境内に祀られています。平成になって実際に起きた出来事でありながら、どのような経緯で仏像が楠に取り込まれたのかは分かっていません。山田天満宮の数ある見どころの中でも、ひときわ不思議な由来を持つ場所です。

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