有名度
小結白浜神社(伊古奈比咩命神社)
しらはまじんじゃ(いこなひめじんじゃ)
静岡県下田市白浜2740
御神木
更新日:2026年9月25日
白浜神社のビャクシン樹林
白浜神社の境内には、100本以上のビャクシンが自生・植栽されています。ビャクシンはイブキ、シンパクとも呼ばれるヒノキ科の常緑樹で、岩手県以南の太平洋岸などに分布する樹木です。境内に群生するビャクシンは「白浜神社のビャクシン樹林」として、昭和44年(1969)5月30日に静岡県の天然記念物に指定されました。境内には大小さまざまなビャクシンが見られ、中には長い年月を重ねた巨木も残されています。
白浜神社では、本殿参道を囲むアオギリが国の天然記念物に指定されている一方、境内のビャクシン樹林は静岡県の天然記念物です。社殿だけでなく、こうした貴重な樹木を一緒に見られることも境内の大きな特徴です。

薬師如来像が納められた「薬師の柏慎」
鳥居をくぐって参道を進むと、手水舎のそばに御神木「薬師の柏槙」がそびえています。樹齢2000年を超えると伝えられる巨木で、県の資料では最大の老樹は樹高15.4メートル、根回り6メートルに達します。境内に数多くあるビャクシンの中でも、とりわけ存在感のある一本です。
Saigen Jiro (Wikipedia CC0)さらに注目したいのが、幹の内部にできた大きな空洞です。その中には薬師如来像が安置されており、「薬師の柏槙」という名前の由来になっています。巨木そのものを見るだけでなく、幹の中に祀られた薬師如来にも目を向けてみてください。

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龍の姿に見える「白龍の柏慎」
「薬師の柏槙」から参道を挟んだ向かい側には、「白龍の柏槙」と呼ばれるもう一本の御神木があります。名前の由来は、その独特な姿にあります。地中から白龍が天に向かって顔を出したように見えることから「白龍の柏槙」と呼ばれており、幹に絡みついたツタも龍のひげを思わせます。見る位置によっても印象が変わるので、龍の姿を探しながら眺めてみてください。
Saigen Jiro (Wikipedia CC0)約1300年前といえば奈良時代にあたり、白浜神社が古くから信仰されてきた長い時間を想像させる存在でもあります。生きた巨木である「薬師の柏槙」と、枯れた後も長い年月にわたって姿を残す「白龍の柏槙」が参道を挟んで向かい合っているところも見どころです。
境内には100本を超えるビャクシンがありますが、参拝の際にはこの二本を見逃さないようにしてください。それぞれ全く異なる姿と由来を持ち、白浜神社のビャクシン樹林を象徴する御神木となっています。
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