拝殿 | 白浜神社(伊古奈比咩命神社) - 神社ファン

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白浜神社(伊古奈比咩命神社)

しらはまじんじゃ(いこなひめじんじゃ)

静岡県下田市白浜2740

😞 🙁 😐 🙂 😄

拝殿

更新日:2026年9月25日

精悍な彫刻が施された拝殿

鳥居をくぐり参道をまっすぐ進んだ先には、白浜神社の拝殿が建っています。現在の拝殿は万延元年(1860)に造営されたと伝わる、江戸時代末期の建築物です。
拝殿Saigen Jiro (Wikipedia CC0)
入母屋造で、正面には唐破風を備えた向拝が設けられ、屋根は瓦で葺かれています。総欅造の重厚な社殿で、現在の本殿が大正11年(1922)に造営されたものであるのに対し、拝殿には江戸時代末期の建築が残されています。
この拝殿で特に注目したいのが、向拝を中心に施された数々の木彫です。
正面では、大きく身をくねらせた龍の彫刻が参拝者を迎えます。鋭い目や大きく開いた口、うねるような胴体まで細かく彫り込まれており、欅の木肌を生かした迫力ある姿が印象的です。
拝殿の彫刻
さらに細部を見ていくと、龍だけではありません。唐破風の下には鶏、木鼻には龍、持送りには亀、虹梁には波と千鳥、手挟には鳥が表現されるなど、さまざまな意匠を見つけることができます。正面から社殿全体を眺めたあと、向拝の下から頭上を見上げると、こうした彫刻の細部をより楽しめます。
なかでも鶏は白浜神社と縁の深い存在です。境内では鶏が神の使いとされ、実際に御神鶏も飼育されています。拝殿の彫刻と境内の御神鶏をあわせて見ると、この神社ならではの特徴がより分かりやすいでしょう。
また、向拝だけでなく脇障子にも人物を表した彫刻が見られます。細部まで目を向けると、社殿の正面を眺めるだけでは気づきにくい意匠が各所に施されており、江戸時代末期に造営された拝殿の見どころのひとつとなっています。
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縁結びのご利益がある神様

拝殿は参拝者が神前に拝礼するための建物であるとともに、祈祷や祭典などが執り行われる場所でもあります。白浜神社では神前結婚式も行われています。
平成13年(2001)6月30日には、歌手の西城秀樹さんが白浜神社の御神前で結婚式を挙げました。これは神社公式サイトにも当時の写真とともに記録されており、西城さんが平成30年(2018)に亡くなった際には、神社から追悼の言葉も寄せられています。
白浜神社で結婚式が行われていることは、この神社の信仰とも重なります。主祭神の伊古奈比咩命は三嶋大明神の后神と伝えられています。
さらに境内には、縁結びの神として祀られる見目弁財天があります。白浜神社に伝わる由緒では、見目大神が三嶋大明神に后神を見つけ、夫婦神となったことから、見目大神を縁結び・夫婦円満・子授けの神として祀っています。
縁結びは男女の縁だけを指すものではありません。白浜神社では良縁を願う祈りが捧げられ、神前では新たな夫婦の門出を祝う結婚式も執り行われています。
伊古奈比咩命神社(白浜神社) 拝殿
江戸時代末期から残る総欅造の社殿、向拝を飾る迫力ある龍や鶏をはじめとした彫刻、そして現在も続く神前結婚式。拝殿を訪れた際には参拝するだけでなく、少し離れた場所から建物全体を眺め、さらに向拝の下から頭上の彫刻をじっくり見てみてください。

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