有名度
関脇来宮神社
きのみやじんじゃ
静岡県熱海市西山町43-1
こがし祭り
更新日:2025年7月11日
熱海の夏の風物詩
来宮神社では毎年7月14日から16日にかけて例大祭が執り行われます。別名こがし祭りとも呼ばれており、この日は県内外問わず多くの人が熱海を訪れ街全体が大変賑わうそうです。このこがし祭りは、神社の創建にまつわる古事が由来だと伝わります。今から1300年ほど昔である710年6月15日にご祭神「五十猛命」がこの地に鎮座しました。その際、御神前に麦こがしをお供えしたところ大変喜ばれたそうです。これを記念して6月15日(新暦7月15日)に来宮神社の例大祭が行なわれるようになりました。3日間におよぶ例大祭
初日である7月14日は、宵宮祭が執り行われます。例大祭の神事が無事奉仕できるよう祈願する祭事です。一番賑わうのは7月15日の例大祭でしょう。ご祭神が来宮神社の地に鎮まられた日であり、いつもお守りくださるご祭神に感謝を申し上げる日でもあります。神様が大変喜ばれたと伝わる「麦こがし」は、例大祭では必ずお供えするそうです。他にも特殊な神饌として「百合根」「橙」「ところ」をお供えします。
当日は、まず宮神輿渡御(みやみこしとぎょ)が行われます。神々を乗せた神輿が、熱海駅、親水公園、銀座町などの市街地を渡御する催しです。神輿は江戸時代末期に作成されたものと伝わっており、1991年(平成3年)に復活を遂げました。かつては暴れ神輿として有名だったそうです。

次に執り行われる大祭奉幣は、神社本庁から捧げられた幣帛料を拝殿に供え、熱海の繁栄と平和を祈願する神事です。その後、神女神楽、浦安の舞、鹿島踊が奉納される奉祝神賑行事が行われます。
特に静岡県民俗無形文化財に指定されている鹿島踊は、見どころのひとつと言えるでしょう。30名の男性が、海から神様がやってきたと喜びの歌を歌いながら踊ります。手には柄杓を持ち、そこに付けられた色紙は稲米を表しているのだそうです。また踊りには五穀豊穣、厄払いの意味があると言われています。ちなみに鹿島踊は、境内の他にも、熱海駅前や渚小公園、1300年前にご神体を拾った方の子孫が住まわれている家の前でも披露されるとのことです。
7月16日の神幸祭では、ご祭神を御鳳輦(ごほうれん)に乗せ、街を練り歩く御神幸行列が行われます。先導するのは、天狗面をつけ高下駄を履いた猿田彦神です。天尊降臨の際に瓊々杵命を案内した神様であり、御鳳輦に乗ったご祭神を案内しているそうです。麦こがしを撒きながら歩いており、その麦こがしに触れた人は無病息災や身体健康などのご利益が頂けると言われています。その後に続く御鳳輦は、厄年である42歳の男性が担ぎます。厄払いの神事でもあるそうです。この行列は街の繁栄を祈りながら市街を進み、御神体が流れ着いた浜にて浜降り神事を行います。
御鳳輦を担ぎ上げたまま力強く海中を進む様子に、観客からは歓声があがっていました。

御神幸行列が終わると、最後に還幸祭が執り行われます。御鳳輦に乗っていたご祭神が、本殿にお戻りになる神事です。最後の奉納行事であり、これにて例大祭が終了となります。
華やかな「山車コンクール」
また、祭りの一環として15日16日には「こがし祭り山車コンクール」も開催されます。熱海で一番盛大な催しであり、観光の目玉ともなっているイベントです。伝統的な木彫りの山車をはじめ、アイデアを凝らした装飾山車など、沢山の山車や神輿が繰り出します。熱海の街全体が盛り上がるこがし祭りに、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
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