有名度
関脇来宮神社
きのみやじんじゃ
静岡県熱海市西山町43-1
日本三大クスのひとつ 大楠
更新日:2025年7月11日
楠への小路
本殿向かって左手側には、楠への小路と呼ばれる大楠までの参道が続いています。アニメ映画のトトロに出てくる小道をイメージしたもので、参道脇には「祝い」や「災い除け」の意味が込められた約6000株の植物が植えられており、その緑豊かな空間を進んだ先には堂々と佇む大楠の姿を見ることができます。
本州で一番大きな樹木
大楠は来宮神社のご神木です。かつて、この木に神様を招いてお祀りしたと言われており、神社の名前の由来とも伝わります。樹齢は2100年を超え、幹周は23.9メートル、高さは約26メートルもあり、本州で一番大きな樹木なのだそうです。日本三大クスのひとつに数えられており、1933年(昭和8年)には国の天然記念物に指定されています。天然記念物指定名称は「阿豆佐和気神社の大クス」となっていますが、指定当時の神社名だったためです。通称は「来宮神社の大クス」で親しまれています。1974年(昭和49年)に起こった台風の被害により、南幹が途中で折れてしまいましたが、それでも樹生は衰えておらず、青々とした葉を茂らせています。

大楠を回ってご利益をいただく
大楠は2100年を超える長い間、暴風雨や落雷など数々の自然災害に耐えてきましたが、現在も衰えることがなく日々成長し続けています。その姿は「不老長寿」「無病息災」の象徴とされ、さらには「心願成就」の御利益もあると言われ多くの信仰を集めています。まずはお参りを先に済ませてから、大楠の右側よりお進みください。幹を1周すると寿命が1年延びると言われており、また心に願い事を秘めながら1周すると願いが叶うとも言われています。

大楠伝説「大網事件」
この大楠には不思議な伝説が残されています。1859年、熱海村にて網元と漁師の間でマグロ網の権利をめぐって「大網事件」と呼ばれる争いが起こりました。この時代は安政大地震の影響によって不況が続いており、その事を理由に網元が漁師に対して賃金を支払わなくなったのが原因だといわれています。当時、来宮神社には7本のご神木が生えていました。村人たちは訴訟費用を工面するため、そして生活の困窮に充てるため、神社境内に生えていたご神木5本を伐採したのだそうです。さらに残されたご神木を伐採しようと木こりが幹に大鋸をあてたところ、白髪の老人が怱然と現れ、それを遮るかのように両手を広げました。その瞬間大鋸は真っ二つに折れ、同時に白髪の老人は消えてしまいました。これを神のお告げと捉えた村人たちは、伐採を中止したと言われています。
その後、村人は無事に勝訴を勝ち取りました。そして白髪の老人が現れたご神木は「大楠」として現在も多くの人々から信仰を集めています。

この記事を2人の方がいいねといっています
スポンサーリンク
来宮神社の人気記事
-
縁結びのご利益がある隠れハートこの記事を1人が評価
-
お守りこの記事を0人が評価
-
第二大楠この記事を0人が評価
