有名度
関脇来宮神社
きのみやじんじゃ
静岡県熱海市西山町43-1
三峯神社
更新日:2026年9月23日
狼を神の使いとする「三峯神社」
鳥居をくぐって参道を進んだ先の右手側、第二大楠と御神水の間には、来宮神社の末社「三峯神社」が鎮座しています。大正時代に埼玉県秩父市の三峯神社から勧請されたお社です。御祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)。火難・盗難・災難除けなどの信仰で知られています。

狼は山間部で農作物を荒らす猪や鹿を退ける存在であったことから、江戸時代には農作物を守る神使として「お犬さま」と呼ばれ、篤く信仰されるようになりました。その信仰はやがて火難や盗難、さまざまな災難から人々を守るものへと広がっていったと伝えられています。
赤と黒を基調とした社殿も見どころです。龍や鳳凰などの繊細な彫刻が施されているので、参拝の際には狛狼とともにじっくり見てみてください。
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御祭神を祀った日本武尊
秩父に鎮座する三峯神社の創建には、来宮神社の御祭神でもある日本武尊が深く関わっています。三峯神社に伝わる由緒によると、第12代景行天皇の命を受けて東国平定に向かった日本武尊は、甲斐国(山梨県)から上野国(群馬県)を経て碓氷峠へ向かう途中、三峯山に登りました。
そこで清く美しい山川を目にした日本武尊は、国生みを行った伊弉諾尊と伊弉册尊を偲び、仮宮を建てて二柱を祀り、この国の永遠の平和を祈ったと伝えられています。これが三峯神社の始まりとされています。
このとき、日本武尊を三峯山まで道案内したのが狼(山犬)でした。この伝承から狼は三峯神社の神使として祀られ、現在まで続く「お犬さま」の信仰へとつながっています。

来宮神社の三峯神社が秩父から勧請された詳しい経緯までは伝えられていませんが、来宮神社の御祭神である日本武尊が三峯神社の創建者として伝えられていることを知ると、両社の深いつながりを感じることができます。
社殿前の狛狼にも注目しながら、火難・盗難・災難除けを願って参拝してみてください。
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