有名度
大関諏訪大社 下社秋宮
すわたいしゃ しもしゃあきみや
長野県諏訪郡下諏訪町5828
御神湯
更新日:2026年10月2日
温泉が流れ出る珍しい手水
秋宮が鎮座する下諏訪は、古くから湯の町として栄えてきた場所です。江戸時代には中山道と甲州道中が交わる宿場町として多くの旅人が行き交い、温泉宿場としても賑わいました。そんな下諏訪らしい秋宮の見どころが、境内にある「御神湯」です。一見すると一般的な手水のように見えますが、龍の口から流れ出しているのは水ではなく温泉です。諏訪大社も秋宮を「御神湯の湧く 下社秋宮」と紹介しています。

温泉地ならではの手水で、寒さの厳しい冬には温かな御神湯で手を清められるのも秋宮ならではです。ただし飲用のための温泉ではありませんので、手水として利用してください。

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下社七不思議のひとつ「綿の湯」
秋宮の近くには「綿の湯」と呼ばれる、諏訪大社と深い関係を持つ霊泉があります。その由来には、下社の御祭神・八坂刀売神にまつわる「湯玉伝説」が伝えられています。伝説によると、かつて上社におられた八坂刀売神が下社へお移りになる際、日頃お化粧に使っていた温泉を真綿に含ませ、「湯玉」としてお持ちになったといわれています。
八坂刀売神が諏訪湖を渡って下社へ向かう途中、湯玉から温泉が少しずつ滴り落ちました。その滴り落ちた湯から、上諏訪から下諏訪にかけて温泉が湧き出したと伝えられています。
そして下社へ到着した八坂刀売神が、持ってきた湯玉を置いたところ、その場所からこんこんと温泉が湧き出しました。綿に温泉を含ませた湯玉に由来して、この霊泉は「綿の湯」と呼ばれるようになり、下諏訪温泉の始まりになったと伝えられています。
綿の湯は神様がお使いになる神聖な「御神湯」とされ、かつては神社に属する精進の湯として大切にされていました。そして、不浄な者が入ると神の怒りに触れ、たちまち湯口が濁るといわれています。
この不思議は「湯口の清濁」と呼ばれ、諏訪大社下社に古くから伝わる七不思議のひとつに数えられています。

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