有名度
小結気多大社
けたたいしゃ
石川県羽咋市寺家町ク1
奥宮
更新日:2026年9月18日
入らずの森に鎮座する須佐之男尊と奇稲田姫命
気多大社の奥宮は、本殿の背後に広がる神域「入らずの森」の中に鎮座しています。御祭神は須佐之男尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)。日本神話の八岐大蛇退治で結ばれた夫婦神がともに祀られています。奥宮が鎮座する入らずの森は、気多大社で古くから神聖な場所として守られてきた森です。その名の通り、通常は参拝者が自由に立ち入ることはできません。そのため奥宮も一般的な境内社のように社殿の前まで進んで参拝する神社ではなく、深い森の中に鎮座する特別な存在となっています。

その後、須佐之男尊は奇稲田姫命と暮らす場所を求め、出雲の須賀の地に宮を造ったと伝えられています。このとき詠んだとされる「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」は、『古事記』に記された歌として知られています。夫婦となった二神の神話は、縁結びや夫婦円満の信仰とも結びついています。
須佐之男尊は八岐大蛇を退治した神話などから、災厄を退ける神として篤く信仰され、厄除け・水難除け・病気平癒・大漁豊作などのご利益があるとされています。奇稲田姫命も五穀豊穣や厄除開運などの神として信仰されています。気多大社の奥宮ではこの二柱が夫婦で祀られていることから、縁結びや夫婦円満のご利益でも信仰されています。
気多大社の主祭神である大己貴命も縁結びの神として知られています。さらに本殿右手の白山神社には菊理媛神、入らずの森の奥宮には須佐之男尊と奇稲田姫命の夫婦神が祀られており、境内の複数の神々から気多大社の縁結び信仰を見ることができます。
奥宮の例祭は毎年12月31日に斎行されます。普段は近くまで立ち入ることのできない森の中に鎮座し、古くから守られてきた神域とともに信仰されている奥宮は、気多大社の境内社のなかでも特別な存在です。
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