有名度
小結白山比咩神社
しらやまひめじんじゃ
石川県白山市三宮町ニ105-1
神門・外拝殿・幣拝殿・本殿・御祭神・ご利益
更新日:2026年6月15日
神門
白山比咩神社の神門は、左右の透塀と一体化した切妻造の門です。一般的な楼門のような二重構造ではなく、横に大きく広がる造りが特徴で、境内中心部への入口として重要な役割を担っています。門の中央には広い通路が設けられ、両側には格子を備えた透塀が続いています。神門の前後は拝殿へ向かう参道上に一直線に配置されており、門越しに拝殿を望むことができます。参拝者の視線を自然に社殿へ導く構成も見どころの一つです。
屋根は緩やかな勾配を持つ切妻造で、装飾は比較的控えめながら、組物や軒まわりには伝統的な神社建築の意匠を見ることができます。華美な装飾に頼らず、端正な造りによって白山比咩神社の格式を感じさせる神門です。

外拝殿
御社殿は、外拝殿(げはいでん)・直会殿(なおらいでん)・幣拝殿・本殿が一直線に並んで建っています。切妻造・銅板葺・檜造の外拝殿は、1920年(大正9年)に建立された旧拝殿です。1982年(昭和57年)の御社殿増改築に伴い、現在の外拝殿となりました。
外拝殿の特徴は、単独の礼拝施設ではなく、その奥に直会殿・幣拝殿・本殿が連続して配置されていることです。神門をくぐると正面に外拝殿が現れ、その先に続く社殿群への入口としての役割を担っています。
横に大きく広がる切妻屋根と銅板葺の落ち着いた外観も見どころです。正面は参拝者が拝礼する空間として開かれており、神門から続く参道の視線を自然に社殿奥へ導く構成となっています。外拝殿の前に立つと、白山比咩神社の中心軸に沿って神域が奥へ続く様子を感じることができます。

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幣拝殿
拝殿と幣殿は一体化した幣拝殿となっています。総檜造りで、本殿とは30段の木階登廊によって結ばれています。幣拝殿は外拝殿の奥に位置し、神職が祭祀を執り行う中心的な社殿です。一般参拝者が拝礼する外拝殿と、本殿へ続く神聖な祭祀空間をつなぐ役割を果たしています。白山比咩神社では、外拝殿・幣拝殿・本殿が一直線に配置されており、神域の奥行きを感じさせる社殿構成となっています。
本殿
1770年(明和7年)、加賀藩10代藩主・前田重教公の寄進により建立されました。三間社流造で、主屋は三間に二間、和様と禅宗様(唐様)が融合した社殿です。向拝や破風には精巧な彫刻が施され、江戸時代中期を代表する神社建築として石川県指定有形文化財(建造物)に指定されています。本殿は白山比咩神社の祭祀の中心であり、全国の白山神社の総本宮にふさわしい規模を誇ります。流造は全国で最も多く見られる本殿形式ですが、白山比咩神社本殿は木割が大きく、一般的な流造よりも重厚で堂々とした姿を見せています。
建築細部にも見どころが多く、屋根は二軒繁垂木で構成され、妻飾りには二重虹梁大瓶束を採用しています。破風には蕪懸魚が取り付けられ、向拝周辺には精巧な彫刻が施されています。加賀藩の高い建築技術を今に伝える社殿として高く評価されています。

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内部では、内陣に内柱を設けず広い空間を確保し、その中央には神座として厨子が安置されています。外陣には4本の大きな海老虹梁が架けられ、大規模な空間を支えています。外観だけでなく内部構造にも高度な建築技術を見ることができます。本殿は神門・外拝殿・直会殿・幣拝殿のさらに奥に位置しているため、参拝者が直接近くで拝観することはできません。しかし、この一直線に続く社殿配置そのものが白山信仰の神域を形成しており、本殿はその最奥で神体山・白山への信仰を象徴する存在となっています。
また拝殿内には殿内末社である大国主神社が鎮座しています。御祭神として大国主大神をお祀りしており、毎年5月6日には大国主社常例祭が斎行されています。
御祭神・ご利益
御祭神は白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ・ 菊理媛尊/くくりひめのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の三柱です。菊理媛尊は、黄泉の国で伊弉諾尊と伊弉冉尊を仲裁した神様です。
縁結びのほか、開運招福・家内安全・学業成就・身体健全・交通安全など、さまざまな御祈祷をしていただけます。
毎月1日の早朝には、特別祈祷「おついたちまいり」が斎行されています。予約不要で、どなたでも参列可能。その月の御加護を受けられる「月次御幣」が授与され、「おついたちまいりカード」を作っていただけます。
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