有名度
小結白山比咩神社
しらやまひめじんじゃ
石川県白山市三宮町ニ105-1
奥宮
更新日:2026年8月6日
奥宮
白山奥宮は、標高2,702mの御前峰山頂付近に鎮座する白山比咩神社の奥宮です。白山比咩大神の神霊が鎮まる霊山・白山の山頂にあり、全国に広がる白山信仰の中心地として古くから崇敬を集めてきました。白山は古代より神そのものが宿る山として信仰され、かつては一般の入山が許されない禁足の神体山でした。養老元年(717年)に越前の僧・泰澄が初めて登拝し、翌養老2年(718年)に奥宮を開いたことが白山信仰の始まりとされています。以来、多くの修験者や参詣者が山頂の奥宮を目指して登拝し、白山信仰は全国へと広がっていきました。

現在の奥宮社殿は1988年(昭和63年)に建立されたもので、厳しい風雪に耐えながら御前峰山頂付近に鎮座しています。奥宮へ参拝するためには白山登山が必要で、一般的には白山室堂を経由して御前峰を目指します。白山室堂には祈祷殿が設けられており、登山者の安全や白山の安泰を祈る祭事が執り行われます。

毎年6月30日には「白山御安泰安全祈願祭」、7月1日には「白山奥宮夏山開山祭」が斎行され、8月31日の「白山奥宮夏山閉山祭」まで夏山シーズンが続きます。開山期間中には全国から多くの登山者が訪れ、御来光を拝みながら奥宮へ参拝する姿が見られます。
霊峰白山の山頂に鎮座する白山奥宮は、約1300年にわたり受け継がれてきた白山信仰の原点ともいえる聖地です。麓の白山比咩神社と山頂の奥宮、そして登拝の拠点となる白山室堂の祈祷殿をあわせて見ることで、白山信仰の広がりと山岳信仰としての深さを感じることができます。
Alpsdake(wikipedia CC 表示-継承 3.0)スポンサーリンク
奥宮遥拝所
白山奥宮遥拝所は、神門をくぐってすぐ右手に鎮座する拝所です。石鳥居の奥には、御前峰・大汝峰・別山からなる「白山三山」を表した大岩が祀られており、白山山頂に鎮座する奥宮を遥かに拝む場所として設けられています。遥拝とは、遠く離れた神仏や聖地に向かって祈りを捧げる信仰の形です。白山奥宮遥拝所は、体力や時間、天候などの事情で白山山頂の奥宮まで登拝できない方でも、麓から奥宮へ祈りを届けられるように設けられました。麓の白山比咩神社と山上の奥宮を結ぶ重要な拝所であり、白山信仰の象徴的な場所の一つとなっています。
毎月1日と15日の月次祭には、神職による遥拝祭が斎行されます。白山三山を象徴する大岩の前で手を合わせることで、登山をしなくても霊峰白山と山頂の奥宮に思いを向けることができるでしょう。白山比咩神社を参拝した際には、ぜひ立ち寄りたい見どころの一つです。

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