有名度
小結彌彦神社
やひこじんじゃ
新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2887番地2
鼓楼・大太鼓
更新日:2026年7月6日
鼓楼
拝殿近くに建つ鼓楼は、1916(大正5)年の社殿再建にあわせて建立されました。軒高16尺、桁行・梁間ともに8尺の規模を持ち、高欄を巡らせた縁や切妻屋根を備えた端正な造りが特徴です。大太鼓を納める建物として造られ、社殿群とも調和した落ち着いた景観をつくり出しています。鼓楼はもともと旧社務所の隣に建っていましたが、1962(昭和37)年、新しい社務所の完成に伴って現在の場所へ移築されました。建立当時の姿をよく残していることから、その歴史的・建築的価値が認められ、1998(平成10)年には国の登録有形文化財に指定されています。

大太鼓
鼓楼に吊り下げられた大太鼓は、現在も毎日、午前5時(11~3月は午前6時)、正午、午後10時の3回打ち鳴らされ、境内や周辺に時を知らせています。長年にわたり地域に時を告げてきた太鼓の音は、弥彦神社ならではの風景の一つとなっています。また、祭典の約30分前には「報鼓(ほうこ)」として大太鼓が打たれます。これは神職や奉仕者へ神事の開始が近いことを知らせる合図で、現在も祭礼を支える大切な役割を担っています。
建立から100年以上が経った現在も、大太鼓は時報や神事のために実際に使われ続けています。文化財として保存されるだけでなく、本来の役割を今も受け継ぐ「生きた文化財」であることは、弥彦神社の鼓楼・大太鼓の大きな魅力といえるでしょう。

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