本殿・拝殿 | 白山神社 - 神社ファン

有名度

関脇

白山神社

はくさんじんじゃ

新潟県新潟市中央区一番堀通町1番地1

本殿・拝殿

更新日:2025年7月23日

江戸時代から続く歴史ある社殿

白山神社の本殿は、1644年(正保元年)の江戸初期に建立された由緒ある建物です。当時の白山神社別当である宝亀院の住僧賢尊が再興を計画し、1647年(正保四年)に三間流造の本殿が完成しました。本殿の外壁には精巧な彫刻と華やかな極彩色の装飾が施されています。
横から見た本殿
本殿の正面に位置する拝殿は、1648年(慶安元年)に初めて造営され、1747年(延享四年)に現在の姿へと再建されました。入母屋造の建築様式で、正面には千鳥破風と唐破風の向拝が設けられています。また、本殿、拝殿ともに屋根は銅板で葺かれています。
拝殿 正面
もともとは両社殿とも茅葺屋根でしたが、1959年(昭和34年)に拝殿の屋根が銅板へと葺き替えられました。1964年(昭和39年)に発生した新潟地震では、本殿をはじめ拝殿や幣殿に大きな被害が生じたと伝わります。特に深刻な損傷を受けた幣殿は解体され、本殿と拝殿は改築されました。さらに1974年(昭和49年)には、震災により破損した箇所を含めて本殿・社殿全体の修復が行われています。現在は「令和の御造営事業」として67年ぶりに改修工事が予定されています。
拝殿 斜め

大船絵馬

拝殿内部には、1852年(嘉永五年)に水原の豪商・市島次郎吉正光が奉納した大船絵馬が掲げられています。新潟の画家である井上文昌の作品で、縦1.9メートル、横3.6メートルの大きさを誇ります。
この絵馬は、越後の年貢米輸送を請け負っていた市島家の事業を描いたもので、廻船差配人であった市島次郎吉正光が海上輸送の安全を祈願して奉納しました。新潟湊が開港した1869年以前の北前船の往来の様子が描かれており、新潟湊での廻米積み込みから江戸・大坂での荷降ろしまで、廻米の海上輸送の流れが表現されています。
当時の新潟湊と日本海運の歴史を知ることができる貴重な史料として、1969年(昭和44年)に新潟県の指定文化財に指定されました。
拝殿内部と大船絵馬

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