境内社 八幡神社 | 白山神社 - 神社ファン

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白山神社

はくさんじんじゃ

東京都文京区白山5-31-26

境内社 八幡神社

更新日:2026年1月8日

地主神の八幡神社

白山神社の境内には、八幡社が鎮座しています。この八幡社は白山神社の境内社の一つですが、単なる付属的な存在ではなく、当地の成立以前からの信仰を背景に持つ社として位置づけられています。
八幡神社 鳥居
伝えられるところによれば、白山神社が現在地へ移転してくる以前、この地の地主神は八幡宮であったとされています。現在、白山神社境内に祀られている八幡社は、白山神社成立以前からこの地に根付いていた信仰を今に伝える存在です。
八幡社の由緒は、平安時代・永承6年(1051年)にさかのぼります。この年、奥州安倍氏征討のため、源頼義とその子・八幡太郎義家が官軍を率いて奥州へ向かいました。当時、この地は奥州街道にあたり、軍勢が通過する重要な地点であったと伝えられています。
縁起によれば、敵将がこの地に兵を伏せ、数千の薪を集めて焼き討ちを企てた際、源頼義・義家父子は、当地の桜の木に旗を立て、石清水八幡宮を勧請して戦勝祈願を行いました。その後の戦で敵を討ち取り勝利を収めたため、戦後、感謝の意を込めてこの地に八幡神社を創建したことが、八幡社の起こりであるとされています。
この八幡社は、後に白山神社が境内に整えられた後も、境内の地主神として祀られ、神徳顕著として崇敬を集めてきました。昭和50年(1975年)には、老朽化した社殿の改修が行われ、同年12月10日に遷座祭が執行されています。この改修は、白山神社氏子中の協賛によるものでした。例大祭は毎年8月15日に行われています。
八幡神社 社殿
八幡社の由緒と深く結びついているのが、御神木である白山旗桜です。この桜は、源義家が旗を立てて戦勝祈願を行ったとされる桜に由来し、旗桜あるいは白旗桜とも呼ばれています。
現在境内で見ることができる白山旗桜は、往時の古木そのものではありません。古木は社務所に保存されており、現在の桜は、その系統を受け継いで育てられた若木です。この桜は、花弁の中央に旗の形に見える模様が現れるとされる名花として知られています。
また、八幡社前の白山旗桜の根元には、明治29年(1896年)に建立された桜記碑が立てられており、ここには旗桜記が刻まれています。この碑は、白山旗桜と八幡社の由緒を後世に伝える史料の一つとなっています。
白旗桜と旗桜碑

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