孫文座石 | 白山神社 - 神社ファン

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白山神社

はくさんじんじゃ

東京都文京区白山5-31-26

孫文座石

更新日:2026年1月7日

孫文座石

境内入口の注連柱をくぐってすぐ左手に孫文座石と呼ばれる史跡が残されています。
1910年(明治43年)、中国の政治家・革命家である孫文は、白山神社の近くに住んでいた社会運動家・宮崎滔天の邸宅に身を寄せていました。日本滞在中の孫文は、清朝打倒を目指す革命運動のさなかにあり、宮崎滔天はその活動を精神的・実務的に支援していた人物として知られています。
5月半ばのある日、孫文は宮崎滔天とともに白山神社の境内を訪れ、境内の一角にある石に腰を下ろして、中国の未来や革命について語り合っていたと伝えられています。その際、夜空に流星が流れたとされ、これを機に孫文は中国革命への決意を新たにしたと語り伝えられています。
この逸話に由来し、現在境内に置かれている石は、孫文が実際に腰を下ろしていた石と伝承されるものです。そばにはレリーフをはめ込んだ石碑が建てられており、この石碑は、白山神社の宮司を中心に、町会有志らの協力によって建立されました。
その後、孫文は1911年に辛亥革命を成功させ、清朝を倒して中華民国を樹立しました。この功績により、孫文は現在「中国革命の父」と称されています。白山神社の孫文座石は、そうした歴史的転換点の前夜に、日本の地で交わされた思想と決意を今に伝える場所といえます。
白山神社の境内に残る孫文座石は、神社の歴史だけでなく、近代日本と中国革命史が交差した現場としても貴重な存在です。参拝の際には、信仰の場としての境内とは異なる、もう一つの歴史の層に触れることができます。
孫文座石

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