獅子山 | 神田明神 - 神社ファン

有名度

大関

神田明神

かんだみょうじん

東京都千代田区外神田2-16-2

😞 🙁 😐 🙂 😄

獅子山

更新日:2026年7月21日

坂東三獅子の一つ獅子山

御神殿の右手に静かに佇む「獅子山」は、江戸時代中期の名石工・石切藤兵衛(別名・油売藤兵衛)によって造られたと伝えられる石造物です。江戸時代の優れた石工技術を今に伝える貴重な文化財であり、神田明神を代表する見どころの一つとなっています。
獅子山
獅子山は、能の演目『石橋(しゃっきょう)』を題材として造られました。険しい谷へ子獅子を突き落とし、自らの力で這い上がってきた子だけを育てるという故事をもとに、厳しい試練を乗り越えてこそ真の強さが育まれるという教えを親子獅子の姿で表現しています。躍動感あふれる親獅子の姿は、江戸時代の石工たちの高い技術を感じさせます。
獅子山の子獅子
伝承によれば、神田明神の獅子山は、大山不動尊(神奈川県伊勢原市)や成田山新勝寺(千葉県成田市)の獅子山とともに、石切藤兵衛の代表作として「坂東三獅子」に数えられています。その中でも神田明神の獅子山は、江戸の庶民信仰と卓越した石工技術が融合した作品として高く評価されています。
関東大震災では子獅子像が損壊しましたが、平成に入って復元され、現在は再び親子が寄り添う姿を見ることができます。1991年(平成3年)には千代田区指定有形民俗文化財に指定され、歴史的価値の高い石造文化財として大切に保存されています。御神殿へ参拝した際は、ぜひ足を止め、親子獅子の力強い表情や繊細な彫刻にも注目してみてください。江戸の名石工が刻んだ迫力ある造形から、300年以上受け継がれてきた職人技を間近に感じることができます。

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

神田明神の人気記事