摂社 下の宮 | 安房神社 - 神社ファン

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関脇

安房神社

あわじんじゃ

千葉県館山市大神宮589番地

摂社 下の宮

更新日:2025年11月7日

摂社 下の宮

安房神社の摂社「下の宮(しものみや)」は、上の宮と並び安房神社の信仰体系を支える重要なお社です。御祭神は、主祭神・天太玉命(あめのふとだまのみこと)の孫神である天富命(あめのとみのみこと)と、その兄弟神にあたる天忍日命(あめのおしひのみこと)の二柱です。いずれも開拓の神として知られ、未開の地を切り開く強い心や挑戦力、集中力を授ける神として信仰されています。特に天富命は、四国・阿波の忌部氏を率いて房総の地を開いたと伝えられ、房総開拓の祖神として「新規事業」「起業」「商売繁盛」「技術精進」などのご利益を授けるとされています。
鳥居と下の宮社殿
下の宮は、養老元年(717年)に安房神社が現在地へ遷座した際、同時に整えられた歴史ある社殿であり、安房国の成立や忌部氏の活動と深く結びついています。社殿は上の宮と異なり、簡素ながらも厳かな造りで、本殿と拝殿を中心に据えています。境内では上の宮の右手奥に位置し、岩壁を背景に鎮まるその姿は、静謐でありながら力強い神域の雰囲気を漂わせています。
下の宮 拝殿
1919年(大正8年)に再建工事が行われた際には、社殿の下から5世紀初頭頃の土師器(はじき)の高坏(たかつき)が発見されました。これは古代の祭祀で使用されたと考えられ、1969年(昭和44年)に館山市の指定有形文化財となっています。この発見は、下の宮の地が古くから祭祀の場として神聖視されていたことを示す貴重な史料です。
例祭である「下の宮祭」は、毎年5月10日に斎行されます。安房神社の年中祭事の中でも特に重要な神事の一つであり、地域の人々によって大切に受け継がれています。
下の宮 本殿

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