日光東照宮宝物館 | 日光東照宮 - 神社ファン

有名度

関脇

日光東照宮

にっこうとうしょうぐう

栃木県日光市山内2301

😞 🙁 😐 🙂 😄

日光東照宮宝物館

更新日:2026年11月1日

東照宮の宝物が収蔵されている建物

御仮殿の南側に建つ日光東照宮宝物館は、徳川家康公と日光東照宮にまつわる貴重な歴史資料を収蔵・展示する施設です。徳川家康公の遺愛品をはじめ、朝廷や将軍家・大名家からの奉納品、東照宮の祭器具などを見ることができます。1階には東照宮を紹介するガイダンスエリアやカフェがあり、無料で入館できますが、宝物を展示する有料エリアの見学には入館料が必要です。
日光東照宮宝物館
館内では、御祭神である徳川家康公愛用の品物を中心とした貴重な収蔵品を公開しています。国の重要文化財に指定されている、家康公が身に着けていた「南蛮胴具足」や名刀「勝光宗光」は見どころのひとつでしょう。勝光宗光は文明19年(1487年)に備前長船の刀工・勝光と宗光によって作られた脇差で、徳川家康公の遺愛品として伝えられてきました。家康公の肖像画や、歴代将軍による自筆の書画作品も収蔵されています。
南蛮胴具足
神社建築の歴史に関する資料として、寛永13年(1636年)の大造替の上棟祭で使用された「大工道具及び箱」は国宝として保存されています。手斧や曲尺、墨壺、墨さしなどが収められたもので、大造替の棟梁を務めた甲良豊後宗広が奉納しました。道具を収める箱にも金梨子地に龍や唐獅子の金銀高蒔絵が施されており、江戸時代初期の大工道具そのものと、豪華な箱の装飾の両方が見どころです。
「東照社縁起」は重要文化財に指定され、徳川家康公の生涯や日光東照宮の由緒を伝える貴重な史料です。朝廷・将軍家・大名家からの献納品として、位記や宣旨なども収蔵されています。
また、天体観測に用いられた「渾天儀」も国の重要文化財です。寛文10年(1670年)に小浜藩主・酒井忠直によって日光東照宮へ奉納された銅製の天文観測器で、複数の環を組み合わせて日月や星などの運行を観測するために使用するものです。金銀象嵌や七宝、蒔絵などの装飾も施されており、現存する渾天儀の中でも伝来や製作の経緯が明らかな貴重な資料となっています。
ほかにも、寛永時代から昭和時代まで渡御祭で実際に使用された神輿や神社の祭具なども収蔵されており、東照宮の祭礼の歴史を辿ることができます。展示内容は時期によって入れ替えが行われるため、すべての収蔵品が常時展示されているわけではありません。
館内には「東照宮シアター」も設けられています。陽明門をコンピューターグラフィックスで細密に記録したバーチャルリアリティ映像や、御祭神である徳川家康公の功績を紹介する番組などが上映されており、社殿を見学するだけでは分かりにくい東照宮の歴史や建築について知ることができます。

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