想像の象で知られる三神庫 | 日光東照宮 - 神社ファン

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関脇

日光東照宮

にっこうとうしょうぐう

栃木県日光市山内2301

想像の象で知られる三神庫

更新日:2025年9月4日

三神庫

表門をくぐると、正面に3つの建物が並んでいます。右側から下神庫、中神庫、上神庫と名付けられ、これら3棟を合わせて三神庫と呼びます。神庫は祭具を収納する倉のことで、奈良の正倉院に代表される校倉造(あぜくらづくり)という伝統的な様式で建てられました。3棟とも1615年から1660年の江戸時代前期に建てられており、1908年(明治41年)に国の重要文化財に指定されました。通気性に優れているため物の保管に適しており、現在も倉として使用されています。
上神庫
上神庫は三神庫の最奥に配置され、「御宝蔵」とも呼ばれています。桁行七間、梁間四間、切妻造、向拝一間、銅瓦葺の建物で、最も重要な御神宝が納められていました。
上神庫の象の彫刻
この上神庫で一番の見どころといえば、南側の妻に施された2頭の象の彫刻でしょう。
江戸時代初期に活躍した狩野派の絵師である狩野探幽(かのうたんゆう)が下絵を担当しました。当時は実物の象を見る機会がなかったため、伝聞をもとに想像で描かれたことから「想像の象」と呼ばれています。
右の象は耳が特徴的で、三日月形の目をしています。左の象は体毛に覆われ、尻尾が3つに分かれているのが特徴です。日光東照宮の七不思議のひとつとも言われています。
中神庫
中神庫は三神庫の中央に位置し、3棟の中で最も規模が大きな建物です。桁行九間、梁間三間、入母屋造、向拝七間、銅瓦葺の構造になっています。上神庫と下神庫が切妻造であるのに対し、中神庫は格式高い入母屋造です。
神輿渡御祭(しんよとぎょさい)の「百物揃千人武者行列」で使われる、1200人分もの壮麗な装束や祭器具の数々が内部に納められています。
中神庫の入口
下神庫は、三神庫の中で表門に最も近い建物です。桁行七間、梁間四間、切妻造、銅瓦葺の構造で、中神庫と同じく祭礼用の道具が保管されています。
下神庫

神さまのお手洗い「西浄」

下神庫と中神庫の間には、「西浄(さいじょう)」と呼ばれる建物があります。朱塗りの簡素な造りで、東照宮の建物の中で唯一彫刻が施されていません。西浄は神さま専用のお手洗いとされており、内部には漆塗りの便器が9つ設置されています。建立以来、人が実際に使用したことは一度もなく、日光東照宮の七不思議のひとつとされています。
西浄

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