御仮殿 | 日光東照宮 - 神社ファン

有名度

関脇

日光東照宮

にっこうとうしょうぐう

栃木県日光市山内2301

御仮殿

更新日:2025年9月4日

御祭神を一時的にお祀りするための社殿

御仮殿は、御本殿の修理の際に御祭神を一時的にお移しするための御殿で、1639年(寛永16年)に建立されました。通常、仮殿は修理完了後に取り壊されますが、日光東照宮では定期的な修理が行われるため常設されています。拝殿、相の間、本殿から構成される権現造の建物で、1944年に国の重要文化財に指定されました。
鳥居と御仮殿
御仮殿の正面には、徳川家康公の干支である虎の彫刻が施されています。虎の彫刻を挟むように配置されているのが吐綬鶏(とじゅけい)の彫刻です。吐綬鶏は中国の想像上の鳥で、雄には耳があり、年老いた親を子が養う習性があると伝えられています。壁には鳳凰の絵が描かれています。
本殿の扉は板唐戸の漆塗りで、御本社よりも簡素な造りです。正面扉の落し錠の取手は蝉の形になっており、古代中国の「羽化登仙」という信仰にもとづいています。蝉が羽化して飛び立つように、人が死後に仙人となって天に昇るという考えを表現したものです。
二羽のウサギと葡萄唐草の彫刻も見どころのひとつです。ウサギは夏毛と冬毛の二つの姿で表現され、季節の違いを並べることで「一年にわたって栄える」という意味を表しています。葡萄を描いた唐草模様は、東照宮では御仮殿でのみ見ることができます。
御仮殿

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