江戸時代最大規模をほこる石造鳥居・照降石 | 日光東照宮 - 神社ファン

有名度

関脇

日光東照宮

にっこうとうしょうぐう

栃木県日光市山内2301

江戸時代最大規模をほこる石造鳥居・照降石

更新日:2025年9月4日

石造鳥居

日光東照宮の表参道に立つ石鳥居は、高さ9.2メートル、柱径3.6メートル、15個の石を積み上げて造られた明神鳥居です。1618年(元和4年)の東照宮創建の翌年に、筑前国(福岡県)の藩主黒田長政公から献納されました。
黒田長政は、2014年に放送されたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主役で知られる黒田孝高(官兵衛)の嫡男です。関ヶ原の戦いでは徳川方として武功を立て、その恩賞として筑前52万3千石の大藩を拝領した戦国武将です。父孝高とともに豊臣政権下で活躍した後、德川家への忠節を貫きました。
江戸時代に築かれた石鳥居としては国内最大の規模を誇ります。参道の幅を敢えて狭く造ることで、鳥居をより高く見せているのが特徴です。柱面には「奉寄進元和四年戊午四月十七日」の銘文とともに寄進者の名が刻まれています。1908年(明治41年)には国の重要文化財に指定されました。
参道と石鳥居
この石鳥居に用いられている15個の巨石は、福岡県糸島市の可也山で採石されたものです。九州の採石場から船便で小山まで運び、そこから先は人の手によって陸路で日光の地まで運び上げられました。
また鳥居に掲げられた扁額は、第108代後水尾(ごみずのお)天皇の直筆です。「東照大権現」と記されており、畳一畳ほどの大きさを誇ります。
後水尾天皇は江戸時代前期の天皇で、徳川将軍家と深い関わりを持っていました。徳川家康が最初に埋葬された、静岡県にある久能山東照宮の楼門の扁額も、後水尾天皇の宸筆と伝わります。
石鳥居の扁額

照降石

石鳥居へと続く石段、その10段目の中央に「照降石(てるふりいし)」と呼ばれる石がはめ込まれています。湿度に応じて色が変化する不思議な石で、斜めに分かれた茶と青の色の差が強まると、翌日から天気が崩れるといわれます。
さらに、右半分が黒っぽければ雨、色が薄ければ晴れる可能性が高いとされています。
照降石

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