奥参道・さざれ石 | 鹿島神宮 - 神社ファン

有名度

大関

鹿島神宮

かしまじんぐう

茨城県鹿嶋市宮中2306番地1

😞 🙁 😐 🙂 😄

奥参道・さざれ石

更新日:2026年8月16日

巨木に包まれた約300mの奥参道

鹿島神宮の本宮から奥宮へ向かってまっすぐ延びるのが、約300mの奥参道です。参道の左右には樹齢を重ねた巨木が立ち並び、頭上を枝葉が覆うような景観が続きます。楼門や本殿周辺とは雰囲気が変わり、鹿島神宮の深い森の中へ入っていくような神聖な空気を感じられる参道です。
奥参道 入口
奥宮だけでなく鹿園や要石、御手洗池方面へ向かう際にも通るため、鹿島神宮の境内散策では何度も利用する中心的な道でもあります。約300mと距離がありますが、随所にベンチが設けられており、巨木を眺めながら休憩することもできます。
普段は静かな奥参道ですが、毎年5月1日にはこの道を舞台として流鏑馬神事が行われます。疾走する馬上から的を射る勇壮な神事で、巨木に囲まれた参道が流鏑馬の馬場となります。普段の落ち着いた景観とはまったく異なる姿を見せる日です。

江戸時代初期の石燈籠

奥参道を歩いていると、茨城県指定文化財となっている石燈籠を見ることができます。江戸時代初期に造られた歴史ある石造物で、竿の部分には「奉寄進 藤原朝臣安藤対馬守重信 鹿島大明神御宝前 元和五巳未六月大吉祥日」という銘文が刻まれています。
石燈篭
元和5年は1619年。徳川秀忠によって現在の鹿島神宮本殿が寄進されたのと同じ年にあたります。建立から400年以上が経過しているため、現在では風化が進み、現地で銘文の文字をはっきり確認するのは難しくなっています。何気なく通り過ぎてしまいそうな石燈籠ですが、鹿島神宮の江戸時代初期の姿を現在に伝える貴重な文化財です。
石燈篭に刻まれた文字
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君が代で知られるさざれ石

奥参道沿い、鹿園のすぐ左側には「さざれ石」があります。2006年(平成18年)に奉納されたもので、国歌『君が代』の「さざれ石の 巌となりて」の一節で広く知られています。
さざれ石
さざれ石の正式な岩石名は、石灰質角礫岩(せっかいしつかくれきがん)です。長い年月をかけて雨水に溶け出した石灰分が小石の隙間へ入り込み、それらを徐々に固めることで、小さな石の集まりがひとつの大きな岩のようになっていきます。『君が代』では、この姿が長い年月を象徴するものとして歌われています。
さざれ石アップ
さざれ石は全国各地の神社などで見ることができますが、鹿島神宮のものは縦方向に大きく伸びた姿が特徴です。石垣に囲まれるように安置され、その隣には日の丸を表した石碑と、さざれ石の由来を記した石碑も建っています。

奥宮へ向かうためだけに歩いてしまいがちな奥参道ですが、約300mの道そのものが鹿島神宮を代表する景観のひとつです。巨木の参道を楽しみながら、400年以上の歴史を持つ石燈籠や鹿園横のさざれ石にも注目して歩いてみてください。

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