本殿のお参り前に参拝する摂社 高房社 | 鹿島神宮 - 神社ファン

有名度

大関

鹿島神宮

かしまじんぐう

茨城県鹿嶋市宮中2306番地1

😞 🙁 😐 🙂 😄

本殿のお参り前に参拝する摂社 高房社

更新日:2026年9月2日

高房社

鹿島神宮には、本殿へ向かう前にぜひ知っておきたい独特の参拝順序があります。それが「まず高房社(たかふさしゃ)を参拝し、その後に本殿へお参りする」という古くからの習わしです。
高房社は鹿島神宮の末社で、本殿のすぐ前に鎮座しています。ただし、社殿の正面は本殿側ではありません。本殿正面からまっすぐ延びる参道側を向いており、参道を挟んで本殿と向かい合うように建てられています。小さなお社なので、由緒を知らなければそのまま本殿へ向かってしまいそうですが、鹿島神宮では非常に重要な意味を持つ末社です。
御祭神は建葉槌神(たけはづちのみこと)。鹿島神宮の御祭神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)とも深い関係を持つ神です。
高房社 社殿正面
葦原中国平定の際、多くの神々が服従するなか、最後まで抵抗したとされるのが天香香背男(あまつみかぼし)です。建葉槌神は、この天香香背男を抑えた神と伝えられています。鹿島神宮では、武甕槌大神に先んじて天香香背男を討った建葉槌神の功績を称え、本殿の武甕槌大神へお参りする前に、まず高房社を参拝する習わしが受け継がれてきました。つまり高房社への参拝は、単に本殿近くの末社へ立ち寄るというものではありません。武甕槌大神の国譲り・葦原中国平定の神話につながる参拝順序そのものが、鹿島神宮の見どころになっています。
高房社 社殿と奥に仮殿
建葉槌神は織物にも関係する神です。天照大御神が天岩戸に隠れた際には、岩戸から招き出すための祭祀に用いる文布(あや)を織ったとされています。この伝承から織物・機織りの神としても信仰されており、茨城県内には建葉槌神を祀る神社が数多くあります。
初めて鹿島神宮を訪れると、楼門をくぐった先にある本殿へどうしても目が向きます。しかし、そこで本殿へ直行せず、先に高房社へ向かうのが鹿島神宮に伝わる参拝の順序です。この習わしは鹿島神宮の公式案内でも紹介されています。

「高房社を参拝してから本殿へ」。これを覚えておくだけで、初めての参拝でも鹿島神宮に古くから伝わる順序でお参りできます。建葉槌神と武甕槌大神の神話上のつながりまで知ってから両社を巡ると、本殿前にひっそりと鎮座する高房社が、なぜこれほど大切にされているのかも見えてきます。

この記事を1人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

鹿島神宮の人気記事