楼門(大仁王門) | 御岩神社 - 神社ファン

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御岩神社

おいわじんじゃ

茨城県日立市入四間町1215番地1

楼門(大仁王門)

更新日:2026年2月5日

楼門(大仁王門)

御岩神社の参道を進むと、御神木・三本杉のほど近くに朱塗りの楼門(大仁王門)が現れます。門の左右には金剛力士像(阿形・吽形)が安置されており、御岩神社が神仏習合の面影を今に伝える神社であることを象徴する建造物の一つです。
楼門(大仁王門)
この楼門は、御岩神社の公式紹介において「平成の御世に入り百二十年ぶりに楼門として再建された」と説明されています。現在の朱塗りの大仁王門は、1991年(平成3年)に再建されたもので、以前の楼門は明治時代の神仏分離令、廃仏毀釈の流れの中で失われました。ただし、その際にも江戸時代中期に造られたとされる阿形・吽形の金剛力士像は遺され、再建時に改めて楼門の左右へ安置されています。
仁王像
仁王像は上半身裸の筋骨隆々とした姿で表されることが多く、阿形像は口を開き怒りの表情を顕わにし、吽形像は口を閉じ、怒りを内に秘めた表情で造られています。これらの姿は、神域に災いや邪なるものが入り込むことを防ぐ守護の役割を象徴しています。
楼門(大仁王門)の扁額
御岩神社の楼門(大仁王門)に掲げられている扁額の文字は「萬世泰國(ばんせいたいこく)」です。この扁額は、徳川斉正公の揮毫と伝えられています。
「萬世泰國」とは、「萬世」が永く万代にわたること、「泰國」が国が安らかで平穏であることを意味し、国が末永く安泰であることを願う言葉です。
仁王像が邪悪なものの侵入を防ぐ守護の役割を担い、その正面に「萬世泰國」の扁額を掲げる構成は、神域を守ると同時に、世の中全体の平安と国家安泰を祈る思想を象徴するものといえるでしょう。修験道や神仏習合の影響を色濃く残す御岩神社らしい表現として、この楼門は重要な意味を持っています。

霊場図・日天月天図

楼門の内部には霊場図が展示されており、この霊場図には当山縁起に基づく百八十八柱の神々が描かれています。中世に修験の山として栄えた御岩山の歴史を今に伝えるものであり、御岩神社が県下最大、関東有数の霊山として信仰を集めてきたことがうかがえます。
霊場図
また、楼門の天井には「日天月天図」が描かれており、日本画家・浜田泰介氏による天井画として公式ブログでも紹介されています。楼門をくぐる際には、仁王像や彫刻だけでなく、天井や内部展示にも目を向けたい見どころです。
日天月天図

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