玉藻前
たまものまえ
- 神話・伝説
- 狐

歌川国貞
祭神ランキング1527位
玉藻前とは?
玉藻前は平安時代の伝説に登場する狐。鳥羽上皇の院政期に、美貌と博識で上皇の寵姫になったとされる。その正体は、九本の尾と金色に輝く毛の「金毛九尾の狐」と呼ばれる狐の化身といわれた。殷の紂王の后・妲己、天竺の摩竭陀国・斑足太子の妃・華陽夫人、周の幽王の后・褒姒に姿を変え、支配者を籠絡し国を傾ける悪行を重ねた後、若藻と名乗る少女となって、遣唐使・吉備真備と共に日本に入ったとも伝わる。陰陽頭・安倍泰成の祈祷によって正体を現し、逃げ去った栃木県の那須野で射殺され殺生石へと姿を変えたという。この伝説は、室町時代に謡曲や御伽草子、江戸時代には人形浄瑠璃の題材として取り上げられ、広く知られるようになった。鳥羽上皇の寵姫で、第76代近衛天皇の母・美福門院(藤原得子)がモデルになったともいわれている。 玉藻前は稲荷神社(栃木県大田原市)で祭神としてまつられている。玉藻稲荷の通称で呼ばれ、源頼朝が那須野で狩りを行った際、神祠を建てその霊を慰めたと伝えられる。
ご神徳
ご神徳は不明です。
