鳥之石楠船神
とりのいわくすふねのかみ
- 神話・伝説
- 不明

祭神ランキング240位
鳥之石楠船神とは?
鳥之石楠船神は記紀神話に登場する神である。天鳥船神、天鳥船、鳥磐櫲樟橡船、天鴿船などの別名を持ち、神が乗る舟を神格化した存在と言われている。神産みの段においてイザナギ、イザナミの間に生まれた神であり、古事記ではタケミカヅチの従者として葦原中国に派遣され、国譲りに関して事代主の意見を聞くという役割を担った。しかし、日本書紀ではこの逸話に鳥之石楠船神は登場せず、代わりに稲背脛という者がいる。稲背脛は熊野諸手船、またの名を天鴿船に乗って葦原中国に派遣されたと記されており、古事記ではこの船自体が神として捉えられたことが分かる。また、日本書紀には神産みの段にてイザナギとイザナミが蛭子を生んだ際、これを流すために乗せた船として鳥磐櫲樟船が登場する。古事記ではこの時の船は葦船とされており、相違が見られる。神名に鳥と船を含む理由については、鳥と船の形の類似からくるという説、双方とも霊魂を運ぶものとする説、古代人が航海の際鳥を船に積み込んでいたからとする説などがある。 これらのことから、鳥之石楠船神のご利益は航海安全、航空安全、交通安全などとされている。 鳥之石楠船神は、神崎神社(千葉県香取郡)、隅田川神社(東京都墨田区)などで祀られている。
出典文献
古事記
日本書紀
神格
船の神 交通・旅の神
ご神徳
航海安全 航空安全 交通安全
別称・異称
鳥之石楠船神とりのいわくすふねのかみ
古事記/先代旧事本紀
天鳥船神あめのとりふねのかみ
古事記/先代旧事本紀
天磐?樟船あめのいわくすふね
日本書紀
鳥磐櫲樟橡船とりのいわくすふね
日本書紀
鳥磐予樟船とりのいわくすふね
先代旧事本紀
鳥之磐楠船命とりのいわくすふねのみこと
その他
