稲飯命
いないのみこと
- 神話・伝説
- 男神・男性

祭神ランキング303位
稲飯命とは?
稲飯命は記紀神話等に登場する男神。鸕鶿草葺不合尊と玉依毘売命の子、朴巫牙の親。兄弟に彦五瀬命、三毛入野命、神武天皇がいる。弟である神武天皇が奈良盆地周辺を平定し、天皇として即位するために、日向を旅立った際には、ほかの兄弟とともに随伴した。これを神武東征と呼ぶが、奈良も近づいた熊野あたりで一行は暴風雨に遭い、稲飯命は母である玉依毘売命が治める海へ帰り、鋤持神となった。鋤持の鋤は刀剣を意味するとともに、サメの鋭い歯への畏怖から、それを神格化したものとされる。また、稲飯命の子である朴巫牙の子孫が新羅の王であることから、新羅王統の祖である、海に入った稲飯命が新羅に渡って王となった、など様々な説も考えられている。 稲飯命は安仁神社(岡山県岡山市)、竈山神社(和歌山県和歌山市)、室子神社(三重県熊野市)などに祀られている。祭神として祀られている神社は数多いが、たいてい兄弟神と一緒に祀られている。神武東征で立ち寄った土地や、東征中に命を落とした土地に創建されていることが多く、稲飯命と兄弟神たちがたどった軌跡を追うことができる。
出典文献
古事記
日本書紀
ご神徳
ご神徳は不明です。
別称・異称
稲氷命いなひのみこと
古事記
稲飯命いないのみこと
日本書紀
彦稲飯命ひこいなひのみこと
日本書紀
鋤持神さいもちのかみ
日本書紀
祀られている主な神社
浜王子
(和歌山県新宮市熊野地5158-2)
三之宮神社
(千葉県睦沢町北山田360)
伊豆奈神社
(新潟県佐渡市柿野浦45番地)
糸岡神社
(富山県小矢部市五社377番地)
室子神社
(三重県熊野市二木島町67)
