天湯河板挙
あめのゆかわたな
- 神話・伝説
- 男神・男性

祭神ランキング324位
天湯河板挙とは?
天湯河板挙は記紀神話に登場する男神。天湯河桁命、天湯川田神、山辺大鶙、山邊之大鶙などとも呼ばれる。神魂命の子・角凝魂命十三世の孫。日本書紀での記述によると、垂仁天皇の皇子、誉津別皇子は30歳になって鬚が生えても物を言わずに、幼子のように泣いてばかりいたが、鵠を見て「これは何だ」と片言を発した。鵠を見て物を言うことができたのだと喜んだ天皇は、天湯河板挙に鵠を捕まえるように命を下した。天湯河板挙は出雲国まで追いかけて鵠を捕獲し、献上した。誉津別皇子はその鵠とたわむれているうちに、言葉を話すことができるようになった。その功により天湯河板挙は姓を与えられ、「鳥取造」と名乗った。あわせて、鳥取部・鳥養部・誉津部が定められた。古事記でも山辺大鶙という名で鵠を捕らえるために諸国をめぐり、罠を仕掛けるなど奮闘する。しかしこちらではそれによって皇子の唖が治ったわけではなく、天皇の夢のお告げ、曙立王の占いがあり、大国主神のために神殿を建てたり、仮山を築いたりもしている。 大阪府柏原市高井田にある天湯川田神社、滋賀県東近江市神田町にある河桁御河邊神社など、関西地区を中心として数多くの神社が主祭神として天湯河板挙を祀っている。また、岩手県奥州市前沢区の止止井神社でも主祭神として祀られている。
出典文献
先代旧事本紀
延喜式
新撰姓氏録
ご神徳
ご神徳は不明です。
別称・異称
天湯河板挙あめのゆかわたな
先代旧事本紀
天湯川田神あめのゆかわたのかみ
延喜式
天湯河桁命あめのゆかわたなのみこと
新撰姓氏録
天湯川田奈命あめのゆかわたなのみこと
新撰姓氏録
祀られている主な神社
河桁御河邊神社
(滋賀県東近江市神田町380)
川田神社
(滋賀県甲賀市水口町北内貴490)
御野県主神社
(大阪府八尾市上之島町南1-71)
天湯川田神社
(大阪府柏原市高井田89)
止々井神社
(岩手県奥州市前沢区古城字野中51)
