天富命
あめのとみのみこと
- 神話・伝説
- 男神・男性

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天富命とは?
天富命は先代旧事本紀などに登場する男神。祖父の太玉命は、天孫・瓊瓊杵尊の降臨に従った「五伴緒神」の一柱。神武天皇に仕え、天皇即位にあたり橿原の地に御殿を建設。祭祀を司り、鏡、魂(玉)、矛、楯、木綿、麻など神宝を製作した。また斎部(忌部)を率いて、阿波(徳島県)、後に安房(千葉県)に移住し穀《かじ》(木綿の原料)や麻などを栽培した。その後は安房を拠点とし開拓を進め、上総の地にまで及んだとされる。良い麻(総)の採れる所を総国と呼び、阿波忌部が住んだ所を安房郡と呼ぶなど、千葉県では房総地域を中心とした各地で、天富命や忌部氏に関わる伝承が多く残されている。技術者集団を率い、移住先で先端技術を広めたことから、産業振興のご利益があるとされる。 天富命は開拓に先立ち、安房の地で祖父・太玉命をまつった安房神社を建立する。後年、現在地への遷座に伴い造営された下の宮にまつられた。また遠見岬神社(勝浦市)、布良崎神社(館山市)、天富神社(鴨川市)など開拓・発展に寄与した房総の地で多くまつられている。
出典文献
先代旧事本紀
古語拾遺
ご神徳
別称・異称
天富命あめのとみのみこと
先代旧事本紀/古語拾遺
天富貴命あめのとみのみこと
新撰姓氏録
祀られている主な神社
遠見岬神社
(千葉県勝浦市浜勝浦1番地)
下立松原神社
(千葉県南房総市白浜町滝口1728番地)
布良崎神社
(千葉県館山市布良379番地)
天富神社
(千葉県鴨川市清澄323番地)
