御田祭・御田植神幸式 | 阿蘇神社 - 神社ファン

有名度

関脇

阿蘇神社

あそじんじゃ

熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1

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御田祭・御田植神幸式

更新日:2026年7月30日

阿蘇の神々とともに豊かな実りを願う最大規模の農耕祭事

御田祭・御田植神幸式(おたうえしんこうしき)は、阿蘇神社で毎年7月28日に執り行われる、阿蘇の五穀豊穣を祈願する大規模な農耕祭事です。「おんだ祭り」の名でも親しまれ、阿蘇神社に祀られる神々が御輿に乗って田園地帯を巡り、その年の稲の生育を見守る神幸祭として古くから受け継がれてきました。国指定重要無形民俗文化財「阿蘇の農耕祭事」を構成する神事の中でも最大規模を誇り、阿蘇神社を代表する夏の祭礼として知られています。
祭りは7月27日の夜に行われる神事から始まります。阿蘇神社に祀られる12柱の神々を4基の御輿へ遷す神事が厳かに執り行われ、翌日の神幸式へ向けた準備が整えられます。神々を御輿へお遷しすることで、翌日の神幸行列が始まるのです。
祭り当日になると、御輿は御幸門(みゆきもん)から出発します。白装束に身を包んだ宇奈利(うなり)と呼ばれる女性をはじめ、神職や氏子、御輿の担ぎ手など約200人が加わる壮大な行列が青々と広がる田園地帯を進み、御旅所を目指します。行列の道中では古くから伝わる田歌が歌われ、阿蘇の夏の田園に響く素朴な歌声が、神々を迎える厳かな雰囲気を一層引き立てます。
御旅所へ到着すると、祭り最大の見どころである田植式が始まります。田歌が響く中、御輿が勢いよく回され、その屋根へ向かって宮司が稲の苗を投げ入れます。続いて神職や氏子も次々と苗を投げ、豊かな実りを祈願します。この神事は神々へ稲作の始まりを奉告するとともに、その年の五穀豊穣を願う重要な儀式として受け継がれてきました。神事が終わると御輿は再び青田の中を進み、還御門(かんぎょもん)をくぐって阿蘇神社へ戻り、祭りは幕を閉じます。
神々が実際に田園へ赴き、豊かな実りを願う御田祭・御田植神幸式は、阿蘇の自然と農耕文化、そして人々の信仰が一体となった歴史ある祭礼です。約200人もの行列が田園を進む壮観な神幸式と、御旅所で行われる勇壮な田植式は、阿蘇神社ならではの伝統を今に伝える見どころとなっています。夏に阿蘇神社を訪れる機会があれば、阿蘇の大地に受け継がれてきた農耕信仰と壮大な祭礼の魅力をぜひ体感してみてください。
御田祭

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