一の神殿・二の神殿・三の神殿 | 阿蘇神社 - 神社ファン

有名度

関脇

阿蘇神社

あそじんじゃ

熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083−1

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一の神殿・二の神殿・三の神殿

更新日:2026年7月30日

江戸時代末期の建築様式を伝える阿蘇神社の中心神殿

拝殿の奥には、阿蘇神社の中心となる3つの神殿が横一列に並んでいます。向かって左が一の神殿、中央が三の神殿(別名・諸神殿または別殿)、右が二の神殿です。この3つの神殿には阿蘇神社の御祭神である阿蘇十二明神が祀られており、阿蘇神社の信仰の中心を担っています。
拝殿と神殿
現在の神殿は熊本藩の寄進によって再建されたもので、一の神殿が天保11年(1840)、二の神殿が天保13年(1842)、三の神殿が天保14年(1843)に建立されました。江戸時代後期の建築様式をよく残しており、3棟すべてが国の重要文化財に指定されています。
神殿はいずれも高さ・桁行ともに約12mを超える堂々とした規模を誇ります。一の神殿と二の神殿は五間社入母屋造、中央の三の神殿は三間社流造で建立されており、中央だけ建築様式が異なるのも特徴です。それぞれ独立した神殿でありながら、一体となって横に並ぶ姿は阿蘇神社を象徴する景観となっています。
神殿全体
普段は拝殿の奥に位置するため神殿全体をじっくり眺めることは難しいですが、2016年の熊本地震で拝殿が倒壊した際には、神殿群が外から見渡せる貴重な状況となりました。現在は復旧した拝殿越しに参拝する本来の姿へ戻っていますが、写真と見比べることで阿蘇神社の復興の歩みを感じることができます。
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御祭神・ご利益

阿蘇神社には主祭神である健磐龍命をはじめ、その血縁にあたる十二柱の神々が祀られています。これらは総称して「阿蘇十二明神」と呼ばれ、一の神殿・二の神殿・三の神殿に分かれて鎮座しています。男神・女神・男神という配置になっているのも特徴です。

一の神殿(男神)
一宮:健磐龍命《たけいわたつのみこと》
主祭神。神武天皇の孫で、阿蘇都彦・阿蘇大明神とも称されます。
三宮:國龍神《くにたつのかみ》
二宮の父で、神武天皇の子。彦八井耳命・吉見神とも呼ばれます。
五宮:彦御子神《ひこみこのかみ》
健磐龍命の孫。
七宮:新彦神《にいひこのかみ》
三宮の子。
九宮:若彦神《わかひこのかみ》
七宮の子。
二の神殿(女神)
二宮:阿蘇都比咩命《あそつひめのみこと》
一宮の妃で、三宮の娘。
四宮:比咩御子神《ひめみこのかみ》
三宮の妃。
六宮:若比咩神《わかひめのかみ》
五宮の妃。
八宮:新比咩神《にいひめのかみ》
七宮の娘。
十宮:彌比咩神《やひめのかみ》
七宮の妃。
三の神殿(男神)
十一宮:速瓶玉神《はやみかたまのかみ》
一宮の子。
十二宮:金凝神《かなこりのかみ》
一宮の叔父で、綏靖天皇を指します。
拝殿から見える二の神殿
阿蘇十二明神は、阿蘇の開拓や地域の発展にゆかりのある神々として古くから崇敬されてきました。阿蘇神社は厄除けの神社として広く知られていますが、家内安全や開運、五穀豊穣、地域守護など幅広い御神徳があるとされ、多くの参拝者が訪れます。三つの神殿は阿蘇神社の歴史や信仰の中心であり、参拝の際は建築美だけでなく、それぞれの神殿に祀られている神々にもぜひ注目してみてください。

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