荘厳な雰囲気の楼門
櫛田神社に訪れた際、初めに目に入るのは楼門ではないでしょうか。
三間一戸の門で屋根は瓦葺、正面には御神燈と書かれた大きな提灯が吊り下げられています。左右の格子内に安置されているのは随身像です。頭上に掲げられた扁額には「稜威(いつ)」の文字が刻まれています。稜威とは、神の持つ厳かな威力や天皇の神聖な威光を表す言葉です。
楼門の左右には随身像が鎮座しています。随身像のモデルは豊磐間戸神や櫛磐間戸神の神様のパターンや人物の右大臣、左大臣の人物のパターンがありますが、櫛田神社は刀を持って鎮座している阿形の随身像と矢を持って鎮座している吽形の随身像のパターンとなっています。
楼門をくぐる際には、ぜひ天井にもご注目ください。鮮やかな色合いの
干支恵方盤(えとえほうばん)を見ることができます。円盤の内側には東西南北の方位が、外側には十二支の絵が描かれています。
干支恵方盤とは、その年の恵方を示すものです。恵方は正月に祭る歳徳神(としとくじん)のいる方位のことで、その年の縁起の良い方角とされます。こうした吉方位は、節分の日に恵方巻を食べる際に向く方角としても知られています。歳徳神の位置は毎年変わるため、大晦日になると新年の干支に合わせて方位を示す矢印が回転されます。
後ろ側の楼門の扁額には「博多総鎮守」が掲げられています。