御社殿・御祭神・左近の桜右近の橘 | 速谷神社 - 神社ファン

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速谷神社

はやたにじんじゃ

広島県廿日市市上平良308番地の1

御社殿・御祭神・左近の桜右近の橘

更新日:2025年10月17日

拝殿・本殿・祓殿・直会殿

大きな注連縄が張られた神門をくぐると、正面に御社殿が現れます。本殿は素木造・銅板葺・流造三間社で、祈祷を行う拝殿を中心に、右手に祓殿、左手に直会殿が続く実用的な配置です。
御社殿は慶安元(1648)年、元禄11(1698)年、元禄13(1700)年に焼失の記録が伝わり、その都度、旧広島藩主により再建が重ねられてきました。
近代では1986(昭和61)年の火災で社殿が焼失し、1988(昭和63)年に再建・造営され、現在の御社殿となっています。
拝殿Pooler316(wikipedia CC0 1.0)
また、「速谷神社創建1800年記念事業」の一環として、御社殿の錺金具修繕・塗装修復、社殿前石敷整備、透塀の全面建替、防犯システム更新などが計画され、2024(令和6)年には祭礼調度品の修理や新調も進められました。

御祭神・ご利益

速谷神社の御祭神は飽速玉男命(あきはやたまおのみこと)で、天孫降臨に附随した32柱の神のうち天湯津彦命の五世の孫とされています。
成務天皇の時に初代安芸(阿岐)国造となりました。
ご利益は「交通安全」が圧倒的に有名ですが、安産祈願や厄払いも人気です。

左近の桜右近の橘

拝殿前には、平安時代から神樹とされる二本の樹「左近の桜」「右近の橘」が植えられています。拝殿を正面に見て左手が桜、右手が橘で、「左近の桜・右近の橘」という呼称は、平安宮内裏・紫宸殿前庭の配置に由来する伝統です。
「左近の桜」は八重紅枝垂桜で、ソメイヨシノよりおおむね約一週間遅れて満開になります。もっとも華やぐ4月10日の頃に桜花祭が斎行され、境内は紅の房が風に揺れる艶やかな景観に包まれます。
「右近の橘」は、初夏に白い花を咲かせて爽やかな香りを放ち、冬には黄色い実で彩ります。残念ながら成木は枯れてしまいましたが、現在は若木を植樹して養生中で、将来的にかつての景観回復が期待されています。橘(タチバナ)は日本固有の柑橘「Citrus tachibana」とされ、常緑の樹姿と芳香が古来尊ばれてきました。
左近の桜、右近の橘Saigen Jiro(wikipedia CC0)

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