有名度
関脇二見興玉神社
ふたみおきたまじんじゃ
三重県伊勢市二見町江575
夫婦岩
更新日:2026年6月25日
夫婦岩
二見興玉神社を象徴する夫婦岩は、沖合約700メートルの海中に鎮まる興玉神石を遥拝するための鳥居です。現在では夫婦円満や良縁成就の象徴として全国的に知られていますが、本来は興玉神石と日の大神を拝する神聖な岩として崇敬されてきました。夫婦岩の手前には日の出遥拝所があります。現在は夫婦岩を拝む代表的な場所となっていますが、かつては伊勢神宮参拝前に身を清める禊場として使用されていました。鳥居の向こうには夫婦岩がそびえ、その先には猿田彦大神ゆかりの興玉神石が鎮まっています。
二見浦は古くから浜参宮の地として知られ、参拝者はこの地で身を清めてから伊勢神宮へ向かいました。日の出遥拝所は、そうした古来の信仰を今に伝える場所でもあります。

男岩(大岩)は高さ約9メートル・周囲約44メートル、女岩(小岩)は高さ約4メートル・周囲約10メートルあります。二つの岩の間には長さ約35メートルの大注連縄が張られており、神域と現世を隔てる結界の役割を果たしています。
古くから二見浦では、東方の彼方にある理想郷「常世の国」から神々が訪れると信じられてきました。興玉神石は神々が最初に寄る岩とされ、夫婦岩はその神聖な場所を拝するための鳥居として崇敬されてきました。夫婦岩に張られた大注連縄も、神々を迎えるための結界を示すものとされています。

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現在の大注連縄は年に三度張り替えが行われます。氏子や奉仕者によって行われる大注連縄張神事は二見興玉神社を代表する神事の一つで、新しい注連縄へ掛け替えられる様子を一目見ようと多くの人々が訪れます。また、夫婦岩は日の出の名所としても知られています。特に夏至の頃には、二つの岩の間から朝日が昇る幻想的な光景を見ることができ、多くの参拝者や写真愛好家が訪れます。この御来光は古くから続く二見浦の太陽信仰を今に伝えるものでもあります。

現在では夫婦円満や良縁成就の象徴として親しまれている夫婦岩ですが、その背景には興玉神石への信仰、常世の国信仰、太陽信仰など、古代から続く二見浦の祈りが息づいています。二見興玉神社を訪れた際には、美しい景観だけでなく、その奥にある歴史や信仰にも目を向けてみてください。
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