摂社 荒御前神社・かたがり地蔵 | 白山比咩神社 - 神社ファン

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白山比咩神社

しらやまひめじんじゃ

石川県白山市三宮町ニ105-1

摂社 荒御前神社・かたがり地蔵

更新日:2026年6月15日

荒御前神社

荒御前神社は、白山比咩神社の三の鳥居をくぐった正面に鎮座する境内摂社です。御祭神は荒御前大神(白山比咩大神の荒魂)・日吉大神・高日大神・五味島大神の4柱で、4月15日には「荒御前神社常例祭」、11月3日には「五味島神社常例祭」が斎行されています。
白山比咩神社 荒御前神社 鳥居
「荒御前」とは、神様の力強く荒々しい働きを表す「荒魂」を意味します。神道では、一柱の神に穏やかな働きを表す和魂と、強い霊威を示す荒魂があると考えられており、荒御前大神は白山比咩大神の力強い御神威を象徴する存在として信仰されてきました。
荒御前神社は、表参道を歩いてきた参拝者が神門へ向かう直前に鎮座しています。白山比咩神社の表参道は、かつて白山へ登拝する人々が通った信仰の道であり、樹齢1000年級ともいわれる杉並木に囲まれた神聖な空間が続きます。その参道の終盤に鎮座する荒御前神社は、神域へ入る心を整え、本殿へ向かう前に祈りを捧げる場所として大切にされてきました。
現在も社殿は静かな森に包まれ、厳かな雰囲気を漂わせています。本殿へ向かう途中に見過ごされがちですが、白山比咩大神の荒魂を祀る重要な摂社であり、白山信仰の奥深さを感じられる見どころの一つとなっています。
白山比咩神社 荒御前神社 社殿
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かたがり地蔵

かたがり地蔵は、白山比咩神社境内の西側、県道沿いに鎮座する地蔵菩薩像です。奈良時代の修験僧・泰澄の作と伝えられ、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ姿で表されています。また、像の左下には五輪塔の陽刻が見られます。
もともとは白山比咩神社創祀の地と伝わる舟岡山の磨崖仏として祀られていましたが、明治時代に現在の場所へ移されました。かつて傾いた状態で安置されていたことから、「かたがり地蔵」と呼ばれるようになったと伝えられています。
この地蔵菩薩像は凝灰岩に刻まれた磨崖仏で、高さ約1.4mを測ります。長い年月を経て風化が進んでいますが、現在も地域の人々の信仰を集めています。古くから小石を供えると足の病が治り、箸を供えて祈願すると歯の病に御利益があると伝えられ、今も素朴な信仰が受け継がれています。
また、かたがり地蔵は白山開山の祖である泰澄が自らの姿を刻んだ「泰澄像」とする伝承も残されています。真偽は定かではありませんが、白山信仰との深い結び付きを感じさせる逸話として語り継がれています。
創祀の地とされる舟岡山に由来を持つかたがり地蔵は、単なる石仏ではなく、白山信仰や白山禅定道の歴史を今に伝える貴重な存在です。白山比咩神社を訪れた際は、本殿や表参道とあわせて立ち寄りたい見どころの一つとなっています。
白山比咩神社 かたがり地蔵Shun Zero(wikipedia CC 表示-継承 4.0)

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