鳥居 | 荏柄天神社 - 神社ファン

有名度

小結

荏柄天神社

えがらてんじんしゃ

神奈川県鎌倉市二階堂74

鳥居

更新日:2025年10月29日

一の鳥居

荏柄天神社の一の鳥居は、境内から少し離れた県道204号(金沢鎌倉線)沿いに建つ朱塗りの鳥居です。多くの参拝者は二の鳥居から境内に入りますが、本来の参拝順序はこの金沢街道側の一の鳥居をくぐり、真っすぐ続く参道を進んで二の鳥居へ至るのが正式な作法です。右手前には社号標が立ち、鳥居をくぐるとすぐ左手に庚申塔が並んでいます。この一の鳥居は、いわば荏柄天神社の「表参道の起点」であり、ここから二の鳥居まで約200メートルの参道が続きます。参道の両脇には梅の木が植えられ、初春には紅白の梅が咲き誇り、天神信仰の象徴である梅の香りが参道を満たします。
一の鳥居
現在の朱塗りの鳥居は比較的新しいものですが、もとは明和5年(1768年)に別当寺・一乗院の住職が建立した石造鳥居がこの位置にありました。後年、笠木の落下などによって損傷したため、現在は境内の熊野権現社へ上る石段の下に移され、銘文を刻んだ石柱として保存されています。かつての石鳥居はこの神社の長い歴史を物語る貴重な遺構であり、信仰と時代の移り変わりを今に伝えています。

二の鳥居

二の鳥居は、最寄りのバス停「天神前」近くに建ち、楼門と長い石段の手前に位置しています。鳥居の正面には大きな針葉樹・ビャクシンの木が左右から枝を伸ばして頭上で交差し、まるで緑のトンネルのような独特の景観をつくっています。その姿は荏柄天神社の象徴的な風景の一つであり、訪れる人々に鎌倉らしい静寂と神域の気配を感じさせます。鳥居の右手には社号標があり、ここが神域の入り口であることを示しています。
社標と木のトンネル
また、二の鳥居近くには「荏柄天神石碑」が建てられており、かつてこの参道が松並木として整備され、馬場としても使われていたことが刻まれています。この石碑は1929年(昭和4年)に鎌倉町青年団によって建立されたもので、往時の参道の姿を今に伝える貴重な資料です。松並木は失われたものの、今も木々に覆われた参道は古都鎌倉の風情をよく残しています。
二の鳥居

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

荏柄天神社の人気記事