有名度
大関日枝神社
ひえじんじゃ
東京都千代田区永田町2-10-5
山王祭
更新日:2026年6月29日
江戸三大祭・日本三大祭に数えられる天下祭
山王祭は、正式には「日枝神社大祭」と呼ばれる日枝神社最大の祭礼です。山王祭は、神田祭、深川祭とともに「江戸三大祭」の一つに数えられ、さらに祇園祭、天神祭と並ぶ「日本三大祭」の一つとしても広く知られています。その華やかさと歴史の深さから、国内外から多くの人が訪れる東京を代表する祭礼です。
江戸村のとくぞう(wikipedia CC 表示-継承 4.0)天下祭として栄えた歴史
山王祭は、三代将軍・徳川家光の時代に、山車や神輿の行列が江戸城内へ入ることを許されたことで大きく発展しました。将軍が祭礼を上覧することから「天下祭」と呼ばれ、江戸の人々にとって最も格式の高い祭りとして親しまれるようになります。現在も本祭は2年に一度、神田祭と隔年で行われており、偶数年の6月に盛大な祭礼が執り行われます。400年以上受け継がれてきた伝統は、今も東京の初夏を彩る風物詩となっています。
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都心を巡る王朝絵巻 神幸祭
山王祭最大の見どころが神幸祭です。約500人が平安装束や束帯姿に身を包み、神職や稚児、神輿、馬などからなる約300メートルに及ぶ祭礼行列が、日枝神社を出発して皇居、東京駅、日本橋、銀座、四谷などを巡り、夕方に神社へ戻ります。
高層ビルが立ち並ぶ東京の街並みを背景に、王朝絵巻のような祭礼行列が進む光景は山王祭ならではの見どころです。東京駅前では近代建築との美しい対比、日本橋では橋の下を神輿がくぐる迫力ある場面、そして夕暮れの日枝神社表参道では、提灯に照らされながら男坂の急な石段を神輿が上る勇壮な姿を見ることができます。
神幸祭当日は、日枝神社公式アプリで祭礼行列の現在地をリアルタイムで確認できるため、移動しながら効率よく見学したい人にも便利です。

徳川将軍家ゆかりの山王嘉祥祭
山王祭期間中の6月16日には、山王嘉祥祭が斎行されます。嘉祥祭は、平安時代に仁明天皇が6月16日に16種類の菓子や餅を神前へ供え、疫病退散と健康招福を祈願したことに始まると伝えられています。この故事は現在の「和菓子の日」の由来にもなっています。
江戸時代には「嘉祥の儀」として将軍が家臣へ菓子を賜る儀式が行われていました。徳川将軍家の産土神である日枝神社では、この歴史を受け継ぎ、万民の疫難退散と健康招福を願って嘉祥祭が執り行われています。
当日は和菓子職人が揃いの法被姿で練り切りなどの和菓子を神前へ奉納する様子を間近で見ることができ、奉納された「とらや」の練り切りや嘉祥饅頭が振る舞われることでも知られています。山王祭の中でも毎年多くの参拝者が訪れる人気の神事の一つです。
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