御神木 胡桃の木・藤棚 | 笠間稲荷神社 - 神社ファン

有名度

関脇

笠間稲荷神社

かさまいなりじんじゃ

茨城県笠間市笠間1番地

御神木 胡桃の木・藤棚

更新日:2026年1月11日

御神木 胡桃の木

境内には、樹齢約400年という胡桃(くるみ)の木が、御神木として大切にされています。
御神木 胡桃の木
笠間稲荷神社は、古くこの地に胡桃の木が群生する密林が広がっていた場所に鎮座していたと伝えられています。この胡桃の木が御神木となっている理由について、公式資料で詳細な経緯が説明されているわけではありませんが、笠間稲荷神社は「胡桃下稲荷」の名でも呼ばれてきました。稲荷大神が胡桃の林の下に祀られていたという土地の記憶が、神社名の別称として現在まで受け継がれています。
胡桃下稲荷という別称は、御朱印や神社紹介の中でも取り上げられることがあり、現在でも笠間稲荷神社を特徴づける重要な要素となっています。御神木の胡桃の木は、単独で信仰されているというよりも、神社の由緒、土地の記憶、稲荷信仰が重なり合った象徴的存在として位置づけられています。
境内に見える御神木 胡桃の木

藤棚

笠間稲荷神社の境内には、2株の藤が植えられており、これらが一般に「藤棚」として親しまれています。楼門をくぐった右手に位置し、1株は花穂が長い「大藤」、もう1株は葡萄の実のような花をつける八重咲きの「八重の藤」として知られています。いずれも樹齢約400年と伝えられる古木で、笠間稲荷神社の長い歴史を今に伝える存在です。
八重の藤
このうち、八重の藤は1967年(昭和42年)に茨城県の天然記念物に指定されています。八重咲きの花を咲かせる点が特徴で、一般的な藤とは異なり、花弁が幾重にも重なった濃紫色の花房を垂らします。県指定天然記念物として、学術的・文化的価値の両面から評価されている藤です。
大藤
もう一方の大藤は文化財指定こそ受けていませんが、八重の藤と並んで藤棚の景観を形づくる重要な存在です。2株の藤が並んで咲くことで、藤棚としての見応えある景観が生まれています。
藤の木の根元
笠間稲荷神社の藤の見頃は、例年4月下旬から5月上旬にかけてです。開花期には藤棚一面が花で覆われ、境内は藤の香りと色彩に包まれます。この時期には、美しい藤を目当てに多くの参拝者が訪れます。
松尾芭蕉の句稗
また、藤棚の下には芭蕉の句碑が建てられており、笠間稲荷神社の藤棚は花の名所であると同時に、文学とも結びついた場所として位置づけられています。藤の景観は、自然・文化・信仰が重なり合う境内の風景の一部として、現在まで大切に守られてきました。

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