末社 姥神様・稲荷社 | 御岩神社 - 神社ファン

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御岩神社

おいわじんじゃ

茨城県日立市入四間町1215番地1

末社 姥神様・稲荷社

更新日:2026年2月4日

姥神様

御岩神社で「姥神様」と呼ばれているのは、境内で祠としてお祀りされている姥神像(石像)です。姥神様は子育て・安産・子授けの守り神として信仰されてきた存在です。
姥神様は現在、拝殿の脇、御社殿の近くに鎮座していますが、もともとは御岩山の山中、八合目付近に結界石としてお祀りされていました。御岩山の神域を守る役割を担いながら、人々の暮らしに寄り添う信仰の対象でもあったことがうかがえます。
また、母乳の出が悪い方が姥神様の乳房に触れながらお詣りしたところ、母乳の出が改善されたという話が伝えられています。地元では、若い頃に姥神様の乳房に触れて祈願したという女性も多く、地域に根づいた信仰として語り継がれてきました。こうした伝承は、神社の巫女からも語られており、姥神様が生活に深く結びついた存在であったことを物語っています。
姥神様 鳥居と祠

稲荷社

御岩神社の本殿脇には、境内社である稲荷総社が鎮座しています。
稲荷総社は、御岩山の信仰体系の中で「里宮」としての役割を担うお社です。もともと御岩山の山中に鎮まっていた稲荷の神々を、麓の境内で拝めるように整えたもので、山岳信仰と日常の祈りをつなぐ存在として位置づけられています。御岩神社が御岩山全体を神域とし、多くの神々をお祀りしている中で、稲荷信仰を代表する拠点がこの稲荷総社です。
稲荷神社 鳥居
稲荷総社には五柱の稲荷の神々が祀られており、五穀豊穣や商売繁盛、暮らしの安定といった現世利益を司るお社として信仰を集めてきました。御岩山の霊場性を背景にしながらも、生活に密着した願いを受け止める存在である点が大きな特徴です。
稲荷神社 鳥居前のえびす様と大黒さま
また、稲荷総社の鳥居の両脇には、一般的な狛狐ではなく、大黒天と恵比寿の像が据えられています。これは、稲荷信仰と福徳・商業繁栄の神々が結びついた御岩神社ならではの景観であり、境内でも特に印象に残る見どころの一つです。
稲荷神社 御社殿
稲荷総社では初午祭も斎行されます。御岩山の気候や環境を考慮し、2月最初の午の日ではなく、2月の三回目の午の日に執り行われるのが特徴です。こうした祭事運営にも、山の神域を尊重しながら信仰を守り続けてきた御岩神社の姿勢が表れています。

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