有名度
関脇金蛇水神社
かなへびすいじんじゃ
宮城県岩沼市三色吉字水神7
拝殿・本殿・御祭神・ご利益
更新日:2026年8月13日
赤い屋根が印象的な拝殿・本殿
金蛇水神社の拝殿・本殿は、境内の一段高くなった場所に鎮座しています。赤い屋根が印象的な社殿で、拝殿と本殿を幣殿でつないだ八棟造(権現造)の形式です。境内の構造上、通常の参拝場所から本殿全体を見ることは難しく、参拝者が正面から目にする社殿は主に拝殿となります。


Bachstelze(wikipedia CC 表示-継承 3.0)宗近は一条天皇の勅命を受けて宝剣を鍛えるため当地を訪れ、水神宮の清らかな水を使って刀を鍛えたと伝えられる人物です。刀を鍛えている最中、蛙の鳴き声によって精神を集中できなかった宗近が巳の姿を作ると蛙が鳴き止み、無事に刀を完成させることができました。宗近は神恩に感謝して雌雄一対の金蛇を奉納し、以来この金蛇が御神体として崇められ、金蛇水神社の社名につながったと伝えられています。
拝殿内の奉納絵馬は、金蛇水神社の名前と信仰の原点となったこの伝承を絵で見ることができるものです。
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水神として祀られる金蛇大神
金蛇水神社の主祭神は金蛇大神(かなへびのおおかみ)です。金蛇大神は水の神である水速女命(みずはやめのみこと)とされ、水神の化身とされる龍や蛇とともに古くからこの地で信仰されてきました。金蛇水神社が鎮座する場所そのものも水と深い関係があります。社地は、山あいの七ッ堤を水源とする金蛇沢が平野へ流れ出る位置にあり、この土地で古くから水に関わる神として信仰されてきました。
さらに相殿神として、大己貴命(おおなむちのかみ)と少彦名命(すくなびこなのみこと)が祀られています。

古くから続く商売・金運信仰
現在の金蛇水神社は金運の神社として全国的に知られていますが、財運に関する信仰は古くから伝わっています。昭和31年(1956)刊行の『宮城縣史 民俗3』には、金蛇水神社について、もともと水神を祀る社で弁財天が祀られていたことに加え、神前の賽銭を借りて商売などの元手にすると成功するといわれていたという伝承が記録されています。神様から借りた金であるため、成功した後に返さない者はいなかったとも伝えられています。
水神や蛇への信仰に、小鍛冶宗近が奉納したと伝わる金蛇、さらに弁財天などの財運信仰が重なり、現在まで商売繁盛・金運円満の神として篤い崇敬を集めています。

金運円満から海上安全まで幅広いご利益
金蛇水神社のご利益として特に広く知られているのが、商売繁盛と金運円満です。一方で、水神を祀る神社であることから、古くから海上安全や大漁祈願の神としても信仰されています。現在行われている個人向けの御祈祷には、家内安全、交通安全、金運円満、身体堅固、無病息災、厄除開運、心願成就、合格祈願、学業成就、良縁祈願、子宝祈願、安産祈願、必勝祈願、病気平癒、方災解除、罪障解除などがあります。
会社や事業者向けには商売繁盛、営業繁盛、社運隆昌、社内安全、作業安全、交通安全などの御祈祷が行われています。さらに農業では五穀豊穣、漁業では海上安全や大漁満足など、仕事や産業に関わる祈願も受けられます。
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55円玉と50円玉のお賽銭は避ける?
金蛇水神社には、お賽銭について少し変わった言い伝えがあります。一般的な神社では「ご縁」に通じる5円玉がお賽銭として好まれることがありますが、金蛇水神社では5円玉と50円玉を避けるとよいといわれています。
理由は、どちらの硬貨にも中央に穴が開いているためです。穴の開いた硬貨をお賽銭にすると、金蛇様がその穴を通り抜けてしまい、せっかくの金運も逃げてしまうといわれています。

金蛇を御神体として商売繁盛・金運円満の信仰を集める神社だからこそ生まれた、金蛇水神社ならではのお賽銭にまつわる言い伝えです。
仙台市内に鎮座する3つの分霊社
金蛇大神への信仰は岩沼の本社だけにとどまりません。仙台市内には、仙台一番町分霊社、仙台立町分霊社、仙台鉄砲町分霊社の3つの分霊社があります。なかでも仙台市青葉区一番町、仙台三越の隣に鎮座する仙台一番町分霊社では、毎月1日の11時から祭りが執り行われ、一般の参拝者も参列できます。
8月の最終日曜日は例祭日となっており、13時から祭典が行われ、神輿が仙台中心部を渡御します。岩沼から仙台の中心市街地へと金蛇大神の信仰が広がっていることを伝える分霊社です。
Bachstelze(wikipedia CC 表示-継承 3.0)この記事を0人の方がいいねといっています
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