馬頭観音
ばとうかんのん
- 神話・伝説
- 不明

ボストン美術館所蔵(パブリック・ドメイン)
祭神ランキング776位
馬頭観音とは?
馬頭観音は仏教の神(菩薩)。梵名はハヤグリーヴァであり馬の首を意味する。古代インドに伝わるヒンズー教のビシュヌ神が馬の頭に姿を変えて敵を倒した神話に由来している。日本には平安時代に六観音信仰が広まり、その際に畜生道に陥った衆生を救うとされている。六観音の多くは女性的で柔和な印象が多い中、馬頭観音は憤怒の形相で表現されることが多い。手には剣、あるいは斧などの武器を持ち煩悩を力で打ち砕くことを表している。また、頭上には馬の首を戴き、衆生の煩悩を食い尽くすことを意味している。また、両手は薬指と人差し指を合わせ、中指を立てる馬口印を結んでいる。馬頭観音は馬や農耕の守護であるという考え方から、無病息災、動物救済、厄除け、交通安全などのご利益があるとされる。日本では江戸時代になると馬の守護神ということから、街道の発展に伴い、石仏として道筋に多く建てられるようになった。 馬頭観音は栃木県日光市山内にある輪王寺をはじめとして観音信仰を行う多くの寺院で祀られている。神社では、長崎県島原市津吹町にある馬頭観音中原神社に祭神として祀られている。当地がもともと馬の産地であった事から馬頭観音信仰と習合した神社である。
出典文献
仏教の神
ご神徳
無病息災 動物救済 厄除け 交通安全
祀られている主な神社
満島神社
(長野県天龍村大字平岡字原558)
若宮社
(兵庫県姫路市夢前町山之内己31番)
早馬神社
(宮崎県都城市梅北町8069番)
