犬神
いぬがみ
- 神話・伝説
- 犬

佐脇嵩之(百怪図巻 パブリック・ドメイン)
祭神ランキング1527位
犬神とは?
犬神は民間で伝承されている犬霊。狗神とも表記され、地方によってイヌガメ、インガメ、犬外道などの呼び名がある。四国を中心に、九州、中国地方に伝わる憑き物のひとつとされ、個人や家に仕え、他者に病気や災いをもたらすと信じられた。「犬神憑き」「犬神持ち」「犬神筋」などと呼ばれる家系で使役され、その家の女性に継承されることが多く、これは末代まで続くとされた。結婚によって相手の家にも犬神が伝わるとして、犬神憑きとの婚姻は嫌われ差別の対象になった。また犬神憑きの家系の者が、犬神を屋敷神などとしてまつれば家は富み栄えるが、正しくまつられない場合にはたちまちの内に落ちぶれるといわれている。犬神の由来はいくつかあり、犬を首だけ出して土に埋め、飢餓状態にして首を切りまつった説。中国の呪術「蠱術《こじゅつ》」により作り出された説。弘法大師が授けた護符から広まったなどの説がある。 犬神にとり憑かれて病気になると医者では治せないとされ、祈祷師や行者に犬神を落としてもらわなければならなかった。犬神信仰は現代社会でも根強く残っており、これを払う憑き物落としの神社には遠方からも参拝者が訪れ、その多くが祈祷を受けていくという。
ご神徳
ご神徳は不明です。
別称・異称
狗神いぬがみ
その他
祀られている主な神社
荒神社
(広島県尾道市向島町9863番地)
