鬼子母神
きしもじん
- 神話・伝説
- 女神・女性

土佐秀信(仏像図彙)

玉蘭斎貞秀(神佛図會)
祭神ランキング655位
鬼子母神とは?
鬼子母神≪きしもじん≫は仏教の女神。きしぼじんとも読まれる。梵語ではハーリーティーと表記され、漢字に音訳し訶梨帝母≪かりていも≫とも呼称される。鬼子母神は鬼神である般闍迦≪はんじゃか≫の妻であり、父親も母親も同様に王舎城にすくう鬼神であった。鬼子母神には500人の悪因縁の子供がいた。この子供を養うために、鬼子母神は毎夜、王舎城の子供をさらい自らの子供に与えていた。子供を失い悲嘆にくれた衆生が釈迦に救いを求めた。釈迦は多くの子供の中でも鬼子母神が最も愛していた子供嬪伽羅≪ひんぎゃら≫を乞食に使用する鉢の中にかくしてしまう。嬪伽羅を失った嘆きを釈迦に訴えたところ、釈迦は「衆生には一人の子供しかいない、しかし、あなたには多くの子供がいるので悲しくはないでしょう」と説いた。このことにより、鬼子母神はこれまでの自分が犯した非道に気づき、仏道に帰依し釈迦の弟子となった。その後、鬼子母神は安産守護、子育てなどに霊験をあらわす善神として生まれ変わったとされている。 鬼子母神は東京都豊島区雑司ヶ谷にある鬼子母神堂に祭神として祀られている。本来は鬼子母神は仏教の神であり、鬼子母神堂が建つ法明寺も神仏習合の寺院ではない。しかし、鬼子母神堂は地元では鬼子母神様と親しまれ、一部では鬼子母神神社と呼ばれることもある。
出典文献
仏教の神
神格
ご神徳
別称・異称
訶梨帝母かりていも
その他
幸魂千足姫命さちみたまちたるひめのみこと
その他
祀られている主な神社
楢神社
(奈良県天理市楢町443)
林若子社
(愛知県南知多町大字豊丘字林61番)
鎮守神社
(鹿児島県鹿児島市宮之浦町251)
