紀文幹
きのふみもと
- 歴史的人物
- 男神・男性

祭神ランキング1527位
- 公家(貴族)
- 歌人
平安 [~944年]
紀文幹とは?
紀文幹(生年不詳-994)は平安時代中期の人物。朝廷の参議を務めた紀淑光の子で、祖父に「竹取物語」の作者の候補者の一人・紀長谷雄がいる。文幹は先祖代々で天皇に仕える貴族家の子として生を受けた。親類には漢詩人として名を馳せた者が多く、特に祖父の紀長谷雄は「後選和歌集」に4首が入集した歌人である他、「長谷雄草紙」の主人公としても知られている。そのような環境下で育てられたためか文幹には歌人の素養があり、寛弘3年(1006年)頃に編纂された「拾遺和歌集」春の部には、「春霞 立てるをみれば あら玉の 年は山より 越ゆるなりけり」という文幹の歌が掲載されている。現代訳で「春霞が立っているのを見ると、新年というのは山を越えてやってくるものなのだなぁ」の意。文幹は天慶7年(944年)に国司の職務を全うすべく信濃国(現在の長野県)に下向するが、到着したその日に暴風雨で倒壊した建物の下敷きになって圧死した。 後年、死亡した地にある大宮神社には文幹の霊が合祀されている。同神社の奥社には「国司塚」があるが、これは信濃国の国司であった文幹のために作られた塚であり、江戸時代には毎年6月15日に祭典が行われたと記録されている。
ご神徳
ご神徳は不明です。
祀られている主な神社
大宮神社
(長野県松本市大字大村360)
