石押分之子
いわおしわくのこ
- 神話・伝説
- 男神・男性

祭神ランキング582位
石押分之子とは?
石押分之子は記紀神話などに登場する男神。神武天皇の東征において、吉野国(奈良県)で3番目に出会った国津神。山あいで、岩を押し分けて姿を見せて名乗りを上げ、「天津神である天皇の行幸と聞いて、迎えに出向いた」と告げる。神武天皇が吉野の宮滝に仮宮を造営したあと、周辺の豪族の協力を得る目的で幾人かの神々を派遣する際には、地域の情勢などの情報を神武天皇側に提供した。宮滝周辺は、石押分之子の勢力圏であったと考えられ、神武天皇に協力した石押分之子は、八咫烏を伴って吉野川を遡っている。このことは、神武天皇が吉野川流域の豪族の協力を得、神武天皇が大和を治めることに抵抗する勢力に対して、有効な手立てを持って戦うことができた一因を担ったと言える。神武天皇が大和を支配してからも石押分之子は吉野に暮らし、吉野に居住したと伝えられる吉野国栖(よしののくず)の始祖とされている。 石押分之子は、大蔵神社(奈良県吉野郡吉野町)、岩神神社(奈良県吉野郡吉野町)などに祀られている。石押分之子を祀る神社は奈良県吉野郡吉野町の一帯に集中している。岩神神社では、巨石を御神体としており、巨石信仰の場であるとともに、石押分之子を地域の氏神として祀っている。
出典文献
古事記
日本書紀
ご神徳
ご神徳は不明です。
別称・異称
石押分いわおしわけ
古事記
磐排別いわおしわけ
日本書紀
石穂押別神いわほおしわけのかみ
新撰姓氏録
祀られている主な神社
大蔵神社
(奈良県吉野町南国栖343)
國樔八坂神社
(奈良県吉野町南大野167)
上宮神社
(奈良県吉野町入野768)
岩神神社
(奈良県吉野町矢治1)
國栖神社
(奈良県下市町阿知賀1694)
