阿菩大神
あぼのおおかみ
- 神話・伝説
- 男神・男性

祭神ランキング1527位
阿菩大神とは?
阿菩大神は記紀神話などに登場する男神。伊保大神とも呼ばれ、古史成文古史系図には焼太刀守大穂日子命として記載されている。播磨風土記によれば、神代に天香久山・畝傍山・耳成山の「大和三山」が恋愛のもつれから闘いあった際、その仲裁に赴いた神が阿菩大神であったという。畝傍山を巡って天香久山と耳成山が争いを始めたことを知り、阿菩大神は遠く出雲から大和国(現在の奈良県)に向かったが、播磨国揖保郡(現在の兵庫県)のあたりで争いが収まったと知らせを受け、他の神々の慰めさえふりきって「せっかくやってきたのに」と立腹しながら引き返した。この時、阿菩大神が乗ってきた葦船をその場に伏せていったため、覆った船の形をした丘が残されたとも。この伝承をもとに「揖保でふりきった」という言い回しが変化し、不満に思い立腹して立ち去ることを出雲方言で「いぼをふる」と言うようになった。「伊保大神」も同じ伝承から転じた異称で、ご利益にも「イボ(疣)を無くす」というものがある。 阿菩大神を主祭神とする神社は島根県の伊佐賀神社で、こちらも江戸時代までは「伊保神社」と称していた。伊佐賀神社に本殿はなく、境内に生える榊の神木を神籬とする。
出典文献
播磨国風土記
ご神徳
ご神徳は不明です。
別称・異称
阿菩大神あぼのおおかみ
播磨国風土記
祀られている主な神社
伊佐賀神社
(島根県出雲市斐川町出西544番地)
